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ブギウギ 敗戦前 (角川文庫)

ブギウギ 敗戦前 (角川文庫)

ブギウギ 敗戦前 (角川文庫)

作家
坂東眞砂子
出版社
角川書店(角川グループパブリッシング)
発売日
2013-01-25
ISBN
9784041006443
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ブギウギ 敗戦前 (角川文庫) / 感想・レビュー

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ヴェネツィア

8月15日を目前に、戦中から戦後を描いた作品を積読本から渉猟してこれを選んだ。私が期待していたのは、茨木のり子の詩『わたしが一番きれいだったとき』を散文で描いたような小説だ。「―中略―わたしが一番きれいだったとき まわりの人達がたくさん死んだ 工場で 海で 名もない島で わたしはおしゃれのきっかけを落としてしまった」。上巻は戦中篇だが、舞台が箱根に設定されているために、それほどの切迫感がない。しかも、殺人事件が描かれるなど、あまり意味のないミステリー仕立てである。タイトルからして戦後篇に期待したい。

2019/08/13

ロマンチッカーnao

そこまで期待せずに読み始めたけど、想像を遥かに上回る面白さに一気読み。第二次世界大戦、ドイツが破れた時日本にいたドイツ兵たち。そんな人達いたんだと興味を惹かれ読みすすめて行く。そこにドイツ兵が池に溺れて死ぬという事件が起きる。その事件が戦後まで尾を引く。ミステリーと戦中、戦後の日本との風景とが混ざりあう。とにかく頁をめくり手が止まらずに今晩も夜ふかし決定です。

2022/07/25

エドワード

1945年8月、箱根。捕虜となっていたドイツの最新型Uボートの艦長が死体で発見された。法城恭輔は事件の調査に当たるが、自殺と処理される。この艦はドイツ敗戦後敗走し、東京湾沖で連合軍に撃沈された。チラつくナチスの影。ナチスの強制収容所を調べ始めた途端、特高に捕われ激しい拷問を受ける恭輔。一方、箱根の旅館の下働きリツは、ドイツ兵パウルの歌う、哀愁漂う「ヴィーアイン・リリマルレ」という歌に魅せられ、恋に落ちる。恭輔とリツの物語が交差し、謎が渦巻く中で終戦。パウルの死体が湖に浮かんだ。霧と闇に覆われた上巻終了。

2013/02/17

ハル

タイトルと表紙の絵を見てどんな内容なのか想像もつかなかったけれど、いかにも坂東眞砂子の本だった。性が軽いようで重く、鬱陶しい。「ビューティフル」だけでお手軽だなあ、と思ったら案の定の展開。こっからどうなるんだろう?リツに幸せになって欲しいとは決して思えないけれど、続きを早く読みます。

2020/11/10

YH

またもや筋を覚えてなくて、ミステリー仕立てだったことにびっくりしている。箱根、私も大好きな場所だけど今年は行けるかな…。箱根が外人の疎開先だったなんて知らなかった。

2020/08/13

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