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誰かと暮らすということ (角川文庫)

誰かと暮らすということ (角川文庫)

誰かと暮らすということ (角川文庫)

作家
伊藤たかみ
角川書店装丁室 國枝達也
出版社
KADOKAWA
発売日
2013-01-25
ISBN
9784041006580
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誰かと暮らすということ (角川文庫) / 感想・レビュー

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ミカママ

どこか、拗らせちゃってるふたり(リアルだったら友だちになってない)の静かな恋愛。なにげない日常の会話や設定がとても好き。だからこそラストあたりの一緒に暮らし始めたふたりの、ベタベタ感が鼻について、そこだけは失速。わたし自身、ずっと一緒に棲みたいと思って叶わなかった彼がいて、彼のことを考えながら読んでたな。

2018/06/05

papako

最近ハマり気味の伊藤たかみ。ミカママさんのレビューで。わー、なんか良かった。虫壁さんの感じ、身につまされるわ。こんな恋はしてないし、全然似てないのに、いつかの自分?って思った。セージさんの告白までが好き。ただ子供ちゃんふたたび、良かったねぇ。自分を振り返って、会社の寮から今の旦那とのマンション同棲と、いわゆる一人暮らしを経験しなかった。アパート借りてみたかったなぁ。今から借りる状況になるのは辛いけど。うん、なんか良かった。

2018/06/19

☆ゆう☆

同期で家も近所の虫壁とセージが少しずつ距離を縮めていく様子を軸に、下井草に住む人々の日常を穏やかに描く連作短編集。不器用な大人たちが抱える孤独、距離感、寂しさが等身大で学ぶことが多い作品だった。もちろん誰かと暮らすのは楽しいことばかりではなく、時に苦しかったり難しいこともある。それでも一緒にいると救われたり守られていると感じられるから人は誰かと暮らすんだろうなあと思った。自分を必要としてくれる誰かと暮らすことで癒える孤独ってあると私は思う。だから二人の距離感と空気感がとても心地よかった。(iBooks)

2014/05/05

タイトル通り、だれかと暮らすことを基に展開される短篇集。誰かと暮らすこと、それが家族、友人、恋人、色んな暮らしがある。そしてはじまりもあれば終わりだってある。そういったことが描かれていてどれも印象的な作品ばかりでした。一緒に住むことで、ほとんどの時間も場所も共有することになる、それが明るい未来に繋がるのか悲しい未来に繋がるのかなんてわからないけど、でも自分にとってとても大きなことなんだと思う。個人的には最後のお話が好き。別れによってその土地への気持ちも変わってしまう。寂しいようなやるせないような。

2015/01/25

七色一味

読破。誰かと暮らすということ、誰かと暮らすことを続けるということ、そして、誰かと暮らしたということ…。心にしみ込む情景は、多くを語るまでもないかと…。オススメです。

2013/04/21

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