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オズの魔法使い (角川文庫)

オズの魔法使い (角川文庫)

オズの魔法使い (角川文庫)

作家
ライマン・フランク・ボーム
柴田元幸
出版社
KADOKAWA
発売日
2013-02-23
ISBN
9784041007082
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オズの魔法使い (角川文庫) / 感想・レビュー

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zero1

人は誰しも完全ではない。何か欠けている。だから不足分を欲する。得るための旅こそ大切だとこの物語は訴えている。そして実は求める物は既に持っている。カンザスにいたドロシーは大竜巻で家ごと飛ばされる。異世界にたどり着いた彼女は脳みそのないカカシ、心臓が無いブリキの木こり、臆病ライオンと魔法使いオズがいるエメラルドの街めざして旅をする。テーマとしては「青い鳥」と通じる。オズの正体は?今回は柴田元幸訳の角川版。訳者あとがきが実に興味深い。そのうち河野訳(新潮)も紹介したい。39年の映画(後述)も有名。

2019/08/29

なないろ

『オズの魔法使い』…題名は知っていたけど、お話は全く知らずに読みました。魔法が飛び交うファンタジーの世界。その中には大切な教訓が刻まれているんだと思いました。自分が欲しいと思ってるものは、自分の中にある。自分を見つめ直す大切さ。残酷なところは多々あったけど、ステキな童話だと思いました。

2014/07/16

花乃雪音

訳者あとがきに書かれている、かかし・ブリキの木こり、臆病なライオンはドロシーを子ども扱いしないしドロシーは彼らを大人扱いしないという見解にドロシーの見ための幼さにとらわれていたことに気づかされた。本書(本作ではなく)の特色は表紙にあると思う。ケシの花の匂いで眠ってしまったドロシーを木こりとかかしが手を組み合わせて椅子を作りドロシーを乗せてケシ畑を抜ける場面を描いている。この場面を表紙にすることはなかなかないと思う。なぜならこの場面だとライオンがいないからだ。

2021/12/18

ロッキーのパパ

映画「オズ はじまりの戦い」を観て、原作の「オズの魔法使い」に興味を持った。ちょうど柴田元幸訳の文庫が発売されたので読んでみた。次は、映画版の方を観ることにしよう。それにしても、この本のほんのちょっとしたエピソードから「オズ はじまりの戦い」を作り出すのも凄いと思う。

2013/08/11

tokko

柴田先生の訳があったので手に取りました。ストーリーも曖昧にしか覚えておらず、どうやって家に帰ったんだっけ?というレベル。もちろん童話なのであらゆるところに寓意に満ちた表現が見られますが、わりと合理的というか「そんなところをちゃんと説明しちゃうの?」的な部分がいくつかあって意外な感じがします。私たちはすでに所有しているものの不在を嘆いて欲する、というあたりは分かりましたが、ドロシーは冒険の前と後で何が変わったのでしょうか?

2019/01/16

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