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FINE DAYS (角川文庫)

FINE DAYS (角川文庫)

FINE DAYS (角川文庫)

作家
本多孝好
デ:高柳 雅人
出版社
角川書店
発売日
2013-04-25
ISBN
9784041007938
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FINE DAYS (角川文庫) / 感想・レビュー

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おしゃべりメガネ

結構前に違う出版者さんからの本を読了していて、年月を経て再読です。4編からの短編集ですが、正直どの話もほとんど覚えていませんでした。しかし『イエスタデイズ』は映像化もされていたので、読んでくうちになんとなく、思い出してきました。意外に強烈なインパクトを残したのは『眠りのための〜』で、なかなか背筋がゾクゾクする構成でした。全体的に爽やかでありながら、どこか切なく、哀しくもある雰囲気がいいです。本多さん、最近こういう感じの作品、あまり書いてない感じがするので、また爽やかテイストな作品をぜひ書いてほしいですね。

2017/02/19

白きゅま

6冊目の本多作品。女優の堀北真希さんもオススメしていた作品で、4編からなる筆者初の恋愛短編集。単なる恋愛小説では無く、ミステリーやホラー、ファンタジーの要素が加わった、不思議な作品でした!本多さん特有の切ない中にある清々しさは健在ですが、以前読んだ「MISSING」の方が、自分は好きかなぁと感じました(*_*)個人的には、表題作の「FINEDAYS」と「シェード」が好きで、「イエスタディズ」は、設定が自分好みだっただけに、終わりは少し呆気なくて、残念に思いました!

2014/08/16

ジンベエ親分

著者初読み。4編の短編から成る短編(中編?)集。どの話にも少しファンタジックな要素が絡んでいるが、かなり硬派な文体だし、ややホラータッチな話の展開が好みではある。「著者初の恋愛小説集」ということだが、甘さは微塵もなくハードで痛々しい話ばかり。最後の「シェード」だけはO.ヘンリーを連想する明け透けな寓意に満ちた話で、良い話だとは思うが、ストレートすぎてちょっと照れる(笑) 「眠りのための暖かな場所」と「FINE DAYS」は長辺のホラー小説になりそうなネタなのだけど、どちらも主人公の造形が好み。拾いモノ。

2019/10/19

たぬ

☆4 個人的に面白いのと今一つのと両極端な作家さんてイメージがあるんでこれもどうかなー大丈夫かなーと若干緊張しつつ、裏表紙の「恋愛小説集」にビビりつつ読み始めたのですが。えっなによこれ結構いいんじゃない? 穏やかでピーカンではないけどじめってはなくて、この空気感わりと好みかも。4編の中では「眠りのための暖かな場所」がお気に入り。

2023/04/11

Akira

★★★☆ちょこっとラブで所々が結構ホラーな不思議な4話の短編集『FINE DAYS』綺麗な転校生の祟り?『イエスタデイズ』余命わずかな父の昔の彼女を探す息子『眠りのための暖かな場所』妹は自分の所為で死んだと思ってる大学院生と謎の多いゼミの後輩『シェード』ランプにまつわる恋愛話。眠りの・・・の最後がカッコ良くてゾクゾクした。

2015/10/24

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