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現代百物語 殺意 (角川ホラー文庫)

現代百物語 殺意 (角川ホラー文庫)

現代百物語 殺意 (角川ホラー文庫)

作家
岩井志麻子
出版社
KADOKAWA
発売日
2013-06-21
ISBN
9784041008874
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現代百物語 殺意 (角川ホラー文庫) / 感想・レビュー

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みくろ

もう岩井さんの現代百物語も5冊目なんですね。ネタが弱くなるとか似たような話が多くなるとか怪談集のシリーズではありがちな事ですが、さすが岩井さん、彼女の周りの変な人は滞らない。虚言癖や妄想などその手の話が多いのは否めないが、だからといって全部同じパターンかというと不思議とそうでないのがすごいところ。個人的に今作では「401号室の女」「彼の名を呼ぶ声」「危険な孤独感」が怖かった。後から考えると…という話はやはりゾっとする。岩井さんと恐怖のツボが似ているのか毎回楽しめるシリーズなので今後も読み続けようと思う。

2016/01/11

HANA

実話怪談第五弾。相変わらず心に引っかき傷を残しているような話が勢揃いしてるなあ。生霊とかの話が多いが、この手の話でもっと怖いのは想いを受け取る側も、どう考えても世間一般から見て正常とは言い難い人物の多いところ。『東京伝説』みたいな派手なサイコさんは出現しないものの、街角を曲がるとふいにそこに立っている。そんな身近な危ない人物がてんこ盛りの作品集でありました。ちなみに一番印象に残ったのは正義感から暴走していく人々。ネット上でもマスコミでも社会運動でも、こういう人物多々いるからな~。

2013/06/25

坂城 弥生

『正義感』の話が一番怖かったかも。数話あったけど、「本人の中では正義と思っている」というのが、最近の世相にもあるよな…と思う。

2021/02/11

pulpo8

シリーズ第5弾。第4弾が当たりだったせいか、平常運転に戻った感じがして物足りない気も。話と呼んでいいのかも微妙な考察が増えた。面白くは読めるんだけどね。「第二十話 一晩百万円のオバアサン」「第三十六話 女になりたい男の妄想」は強烈。考えさせられるのは「第三十話 死神」「第四十七話 ある女流漫画家の兄」「第八十六話 彼女が心を開いた方」結果によってもどちらに肩入れするかによっても見方が変わるっていうのは面白い。小説で読みたい深さがある。ところで第九十四話の自分の実話怪談は全て創作と告白した作家は誰なんだ…。

2017/08/17

☆kubo

いつものごとく、幽霊より生霊やヘンな人達の話が多かった。だから怖いというのとはちょっと違うかな。例の占い師の話は少なめ。それにしても岩井さんの周りにそういう人集まりすぎでしょ(笑)

2013/07/02

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