臨床犯罪学者・火村英生の推理 III ダリの繭(下) (角川ビーンズ文庫)
臨床犯罪学者・火村英生の推理 III ダリの繭(下) (角川ビーンズ文庫) / 感想・レビュー
yu
Kindleにて読了。 上巻は、火村先生とアリスさんのラブラブぶりが印象強すぎだった。犯人候補が二転三転する中、ちょっとずつ事実を話し出す登場人物達。 社会的に成功し、誰からも羨ましがられる存在になっても、本人の心の中というものは本当にわからないものだと思った。 ダリがガラを求めたように、秀一さんも自分のガラを探し求めるあまりに、盲目になってしまったのかなぁ。 トリック自体は大したことない(←失礼?)が、犯罪に至ったそれぞれの心境がなんとも。。。
2016/02/06
takaC
内容はこの前読んだ単行本や何年も前に読んだ角川文庫と全く同じでした。ただ、なんとなく作為的な挿絵がイメージをそっち方向に誘導するのでよろしくない。拡販目的なんだろうけど大人向けには極端だろう。この「臨床犯罪学者・火村英生の××」シリーズはどれもこんな感じなのか?(他の巻見たことないけど)
2014/10/31
Moemi
火村英生シリーズ第三弾、解決編。容疑者たちのアリバイが二転三転していくので、勢いのまま、あっという間に最後まで読めてしまいました。犯人については予想の範囲内でしたが、動機は少し意外なものでした。この本を読んで、ダリとガラの生涯についてもうちょっと詳しく知りたいと思いました。しかし火村と有栖川の仲が良すぎて、ある一定の女性読者に対する示唆を感じるんですが…。次巻も早く読みたいです。
2016/02/12
ダージリン
下巻に入って、怪しい人物が次々現れたり、事情がわかったりで惹き込まれる展開でした。すっきりと謎がとけました(私は推理してませんが・・・笑)。そして作中のアリスの小説を書き始めたきっかけに驚きました。火村先生の過去も知りたい!
2013/11/11
ヨーコ・オクダ
とりあえず、吉住は殺人に関してはシロ、と。火村たちの推理&捜査が進むにつれて、まぁ、訳アリそうな証言、品物、事実が次々と出てくること!そのどれもが各容疑者をいかにも犯人っぽく見せてくれるが、火村&有栖がきちんと真実を明らかにし、順に疑惑を払っていく。うちは、秀一の遺体からダリ髭が失くなっていた時点である仮説を立ててたんやけど、実際に彼はそこまで思い詰めておらず、もう1つ手前の方法を選んだ、と。そのために起こったアクシデントにより、彼の計画が途切れた結果、残された謎。優子っていろんな意味で罪な女よね。
2018/08/31
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