アルバイト・アイ 命で払え (角川文庫)
アルバイト・アイ 命で払え (角川文庫) / 感想・レビュー
紫 綺
ずっと前に読んだ「アルバイト探偵(アイ)」の改題版。大沢作品の中でも私の大好きな「アルバイト·アイ」シリーズ♪高校生なのにクールで腕が立ち、ウィットに富んでる冴木隆のキャラが立っている‼連作短編で読みやすい。
2017/10/07
おかむー
初出が1986年ということで、懐かしいバブルの香りとがんばって若ぶって書いてる感満載のハーフボイルドものですね。『可もなし不可もなし』。元凄腕工作員の私立探偵を父に持つ高校生・冴木隆。いい加減で自堕落な放任主義の父に呆れながも、アルバイト探偵として様々な事件に関わってゆく。親子そろってちゃらんぽらんながらも荒事に強く、女あしらいも手馴れたもの、仕事はきっちり締めてみせるというラノベでも違和感ないようなヒーロー像は、チープさがぷんぷん漂うながらも難しいことを考えずに気楽に読むにはよい感じですよ
2015/01/31
nz
連作短編なので、サラッと読めます。ライトな読後感。シリーズモノなのですね。「自動車電話」、「電話ボックス」、「文部省」、、時代を感じるなーと思ったらやはり90年代ですか。東野さんの「タブレット」、「スマホ」、「ライン」満載の「疾風ロンド」を読んだばかりだったのでなおさら時代を感じました。高校生アルバイト・アイの一人称が「僕」というところがかわいいです。フラッと立ち寄った本屋さんで続編が売ってたら思わず手に取ってしまいそうです(*≧m≦*)
2014/05/06
白きゅま
【再読アルバイトアイ改題】適度な不良高校生・冴木隆とズボラで女好きな私立探偵の父・冴木涼介が難事件に挑む、4編収録のライトハードボイルドアクション小説第1弾!ハードボイルドマニアの大家・圭子ママやクリストファー・リーのような風貌を持つ老バーテンダー・星野さん、元女暴走族のアタマで隆の家庭教師の麻里さんなど魅力的なキャラクターで、とても読み易い話しとなっています。「セーラー服と設計図」は最後意外な終わりで少ししんみりしてしまいますが、一番は「海から来た行商人」が好きです(^^)/13-40
2013/06/04
rio
高校生の冴木隆の父親は過去に謎を秘めている女好きな私立探偵。そんな2人が活躍するアルバイト探偵シリーズ第1弾。過去に発売されたものを出版社とタイトルを代えての再販版。再読にはなりますが、内容を忘れていたので初読の気分で楽しめました。冴木親子のドダバタや調査の過程で登場する危なげな登場人物との対決等、見処沢山で面白かったです。適度な緊迫感と笑いを込めたハードボイルドが良かったと思います。
2013/08/24
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