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見えない復讐 (角川文庫)

見えない復讐 (角川文庫)

見えない復讐 (角川文庫)

作家
石持浅海
出版社
角川書店
発売日
2013-09-25
ISBN
9784041010136
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見えない復讐 (角川文庫) / 感想・レビュー

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きっしぃ

大学への復讐心を持つ田島と、その復讐心を見抜き支援する小池。法人としての大学への復讐とは、そして人の心に隠された悪意を些細な行動からの推理に読みごたえがあった。根本的な動機と復讐のバランスがイマイチ取れてないなとは感じたけれど、最後まで予想外の展開が多くて面白かったです。

2017/06/27

ジンベエ親分

久しぶりに毒がたっぷりの石持作品を読んだ。テーマが「復讐」だし社会一般の倫理観とは異なる価値観をもって行動原理としているのは多くの石持作品に共通しているのだが、本作はそれが振り切れている。碓氷優佳が殺人事件の犯人を推理して特定していながら知らんふりを決め込むのは「それも良いんじゃない?」と思えた自分も、本作には「こりゃ酷でぇ」と思った。でもそれは石持作品には褒め言葉(笑) 2人の碓氷優佳級に切れる男の腹のさぐり合い、挑発で展開する事態に興味津々。この飛躍した推理も、実際に接した相手ならあり得るのかもね。

2018/01/24

じゅんぢ

復讐を誓うまでの細かいエピソードも読んでみたかった。里子の人物像があまり見えないからその辺りのエピソードも書いてほしかった。

2020/01/17

left7

石持さんの論理的なキャラクター達がくせになっています。この論理の応酬が読みたくて石持さんの作品を読んでいると言っても過言ではありません。今作も他の作品に違わず読み応えがありました。これからも石持さんには論理の応酬をどんどん読ませて頂きたいです。

2014/11/06

ほぼ一日一麺

なぜ人は、旅をするのだろう。自分を見つめ直すため?見たことのない風景に出会うため?世界の大きさを感じるため??石持氏の世界を読むと、私は旅をした気分になる。法人への復讐、どうすればそれは果たせられるのか。そんなこと突き詰めて考えた事すらなかったし。ちょっとした違和感を材料にそこから隠された結論へと導く論理のプロセスも見事だったし。この作者が見せてくれる景色はいつも独特で唯一無二で、いやもうクセになるねぇ( ̄∀ ̄*)ウマー。

2015/09/06

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