二十の悪夢 角川ホラー文庫創刊20周年記念アンソロジー
二十の悪夢 角川ホラー文庫創刊20周年記念アンソロジー / 感想・レビュー
nanasi
短編が六つ収録されています。カバーデザインはso-binさんと西村弘美さんです。個人的には岩井志麻子さんの「暑い国で彼女が語りたかった悪い夢」が一番怖かったです。
2014/01/03
KAZOO
6人のこの分野における手練れの「二十」という数字に関する物語です。この中では恒川さんのはどこかで読んだ気がしました。それにしてもよく短編でありながら人の気持ちをつかんで没入されるようあ作品を書かれているものだと感心します。とくに私は好きな作家の朱川さんの作品が印象に残りました。岩井さんの作品も海外がらみですがいつものイメージが残りました。
2021/07/12
ちーたん
★★★★☆『十の恐怖』の十年後は『悪夢』!豪華メンバー6名によるアンソロジー!①小林泰三・友を見殺しにした『逡巡の二十秒と悔恨の二十年』②恒川光太郎・時空を旅する幻の『銀の船』③藤木稟・不吉な電報の報せ…『母からの手紙』④朱川湊人・自死した姉は『生まれて生きて、死んで呪って』⑤岩井志麻子・恐怖を語る『暑い国で彼女が語りたかった悪い夢』⑥平山夢明・潜水艇に乗り込んだ幼き我が子『ドリンカーの20分』◆どの作品も力作揃いで一気読み!悪夢度ランキングはダントツで⑥がヘビーで本を閉じた😭あらゆる悪夢を堪能した!
2021/04/09
青蓮
名ホラー作家の「20」をキーワードにしたアンソロジー。ホラーというより奇妙な物語という感じです。目当ては藤木稟の「母からの手紙」です。藤木稟らしく、最後は光が見えてほわっとした読後感。「バチカン奇跡調査官」シリーズファンなら読まれた方がより世界観を楽しめます。恒川光太郎の「銀の船」はファンタジーみたいな世界観。最後の平山夢明の「ドリンカーの20分」は最後に人間の醜さがぐるぐる渦巻いていて読後感悪かったですね~。最後にこれ持ってくるとは流石。全作品中、藤木稟と恒川光太郎の作品が好みでした。
2018/01/28
アッシュ姉
恒川さんと朱川さん目当て。やはりお二方の作品が面白かった。とくに恒川さんの「銀の船」はまた読み返したい。アンソロジーにしか収録されていない短編がほかにもあるので、いつかまとめて欲しい。初読み作家さんにはビビっと来ず。勿論あの方の作品は読んでいない。皆さんのレビューをみて読まなくて正解だった。おお、怖い怖い。
2019/08/13
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