魔女の宅急便 6それぞれの旅立ち (角川文庫)
魔女の宅急便 6それぞれの旅立ち (角川文庫) / 感想・レビュー
たるき( ´ ▽ ` )ノ
とうとう最終巻。全体を通して、この本にしかない独特の空気が心地よく感じられた。ニニやトトがどんな風に成長するのか、先が気になるけれど、きっと素敵な大人になっていくんだろうな。最後まで読めて良かった☆
2015/09/03
優希
キキも遂に母親になりました。とんぼとの間の子であるニニとトト。魔女に興味のないニニと男の子であるが故に魔女になれないトト。2人の対照的な雰囲気が微笑ましかったです。それでもやってくる旅立ちの時。これからまた新たな物語が生み出されていくのですね。
2019/03/20
ちはや@灯れ松明の火
魔女の宅急便、二児の母となっても変わらず営業しています。魔女の子は魔女、母から娘へと代々受け継がれてきた血、でも女の子でも魔女になる気がなかったら?男の子だけど魔女になりたかったら?魔女じゃなくても、好きな道を選んでもいい、これから先は自分で決めること。飛べないほうき、飾り立てた黒い服、差し出された自由は迷いと不安を生み出す種。生き方を強いられなくても、からだを流れる魔女の血筋が自分だけの道を探し出す。巣立つ姉弟、見送る両親、澄みわたる冬の満月に見守られ、ふたり、それぞれ、これからの未来を見つけに行く。
2014/11/01
のっち♬
とんぼと結婚して双子を授かり幸せに暮らすキキ。そんな彼女の悩みは、12歳になっても自分の進路を見出せずにいる子供たち。「魔女の子どもに生まれるって大変ね……でもだれでも、だれかの子どもなのよね」自分の半分は選ぶのではなく作るものだ。「わたしだって、やるわよ」「僕も自分の中の不思議を見つけにいくんだ」生意気で調子のいいニニ、物静かで内向的なトトらの抱える夢、現実、挫折、葛藤などが、周囲のあたたかさと優しさに包まれながら旅立ちに繋がっていく様は紛れもなく魔女宅の世界。満月と共に門出を見守りながら感慨に浸ろう。
2020/02/27
いおむ
シリーズ最終巻。キキの双子の子供たちが旅立つところまで書かれています。旅立ちからはじまり旅立ちで終わる。巧い。終わりだけど終わりじゃない。継がれて行くことの素晴らしさ。それが叶わない人も関わり見送れることに幸せと意味があります。良い作品でした。ありがとうございます。追記「無線」の話の時のジジに痺れました!
2018/12/03
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