確率捜査官 御子柴岳人 密室のゲーム (角川文庫)
確率捜査官 御子柴岳人 密室のゲーム (角川文庫) / 感想・レビュー
りゅう☆
確率を割り出し、鋭い洞察力と推理力で事件の真相に迫っていく。短編と思いきや、二転三転しつつ最終的に一つの事件の収束へと繋がる。数学者御子柴がどのように暴いていくか、また動機などが気になるし、神永作品の読みやすさも加わり一気読み。犯人は早くから推測できたが面白かった。御子柴の数学についての博学さと、諺慣用句の無知さのギャップにイケメン、毒舌、子どもっぽさも兼ね備えてるのがまたいい。友紀は今の所あまり好きになれないキャラだけど、友紀父殺害の真相や御子柴、友紀と助手矢口の三角関係が発展しそうだし続編が気になる。
2015/11/16
扉のこちら側
単行本で初読、文庫で再読。2015年1002冊め。カドフェス2015。単行本ではいなかった表紙の猫につられて。やっぱり再読でも数学的な思考だとは感じられず。「主人公は変わった人なんですよ、と読者にわからせたいんです」と感じてしまう人物描写がなんともなあ。シリーズ的にはどうオチをつけるかは気になる。
2015/08/19
mocha
効率的で正確な取り調べの方法を検証するためにつくられた「特殊取調対策班」。そこには、変人数学者・御子柴岳人がいた。チュッパチャップス片手に、数学の理論を駆使して自供させる。プロファイリングも統計学だという一面はうなずける。ただ「容疑者の前でやることじゃないでしょ!」が多すぎる。八雲くんのゲスト出演ににんまり。
2015/08/05
itica
数学者であり、警察のオブザーバーとして取り調べに協力する御子柴岳人は、分析能力には長けているが人間性には大いに問題がある人物。神永さんが描く主人公は何処か浮世離れした個性的な人が多いが、御子柴は実際にモデルになる友人がいるそうで驚いた。つくづく世の中は広いなぁ、と。八雲も少々リンクしていて楽しみなシリーズだけど、数学用語は相棒の友紀じゃないけどチンプンカンプンだ。
2017/10/13
Yuna Ioki☆
1276-479-11 続編が出たので久々に再読の御子柴。医者ではないが白衣にチュッパチャップスで海堂尊作品に出てくる速水先生を思わせるが、御子柴は頭は良いが言動がお子ちゃま(笑)八雲と晴香の友情出演も。
2015/11/12
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