輝天炎上 (角川文庫)
輝天炎上 (角川文庫) / 感想・レビュー
さばかん
終わっちゃったなぁ。Aiセンター最後の日を別視点で描いた一作。あの日彼女たちが何を考えてどう行動していたのか、語られなかった部分が明らかになる。その前に、医学生たちが死因究明制度についてのレポート作成のため東奔西走するお話がついている。今作で全ての物語が収束する。過去の因縁も、桜宮の闇も。いや、全てではないし、それほど収束もしていないような気もするけれど。まだまだ東城大、世良、彦根たちの物語を読みたい。天馬は立派な医者になれるだろうか、心配だな。最後にこの場であえて言おう、飛べ、綿毛と。
2017/01/18
まゆちん
「ケルベロスの肖像」を補完するお話だけど、「ケルベロス」がエンターティメント的な感じでむしろコチラが本筋のような感触。落ちこぼれ返上の天馬くん、桜宮のお嬢の碧翠院関係者視点から語られ「ケルベロス」のクライマックスが少し明らかになる。清川教授は帝華大じゃ?と思ったら弟の方だったか。。。しかし桜宮家の一族ってどこまで広いんだろう。。。この調子ではまだ続きがありそうかも?
2014/06/15
りょうこ
ケルベロス読んでないけど..螺鈿迷宮を読んだから、まぁ大丈夫だろうと思って読んじゃった!オチがわかっちゃったからケルベロスはしばらく後回しでもいいかな(笑)螺鈿迷宮から続けざまに読んだので一連の流れは良かった!ってか?確かに..螺鈿迷宮からの若干の不自然さがここではっきりした!なるほどね!まだ読んでない白鳥、田口シリーズは後々読破しないとな!
2015/09/04
五右衛門
読了。久しぶりに海堂(東城大)シリーズ満喫しました。終盤懐かしい登場人物がどんどん登場し、最後はオールキャストでの会議風景。みんな絡んできました。途中から既視感に襲われあれ?この本読んだことなかったっけ?となりました。読み終えてもまだモヤモヤしていたんですが解説読んで納得しました。表と裏?一つの物語を田口先生と天馬君で見ていて二つの物語が出来上がっているらしい。これも彦根先生の言う物事の見方で違う見解になるお手本かな。
2018/09/25
Yobata
東城大医学生の天馬は生真面目な優等生の冷泉深雪と「死因究明制度の問題点」という課題を調べることに。その研究を見込まれ、今度桜宮に建てられるAiセンターのオブザーバーに抜擢されるも桜宮一族の生き残りが動き始め…。バチスタシリーズ最終巻「ケルベロスの肖像」の舞台裏的な物語。Aiセンターが炎上するまでを天馬,小百合,そしてすみれの視点で描く話で、やはりすみれは生き残ってたのか。小百合,東城大のさらに裏側で暗躍していたすみれ。小百合の暗躍は本編で大体知ってたけど、それを阻止しようとそのさらに裏で暗躍していた→
2015/03/08
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