オニマル 異界犯罪捜査班 結界の密室 (角川ホラー文庫)
オニマル 異界犯罪捜査班 結界の密室 (角川ホラー文庫) / 感想・レビュー
はつばあば
若い頃から陰陽師物・鬼物の好きな私にはこの物語は一挙両得みたいに面白い。高貴な鬼?と高貴な陰陽師が手を携えるのは古来からなので何の不思議もない。陰陽師にも鬼にも邪悪な物を持つ輩もいるのだから。でもそれ以上に業欲で容赦の無いのは「人」。だからこそ鬼が存在するのだろう。なんて#^.^#)。鬼丸がベニーに心惹かれていく様が、スナック女郎蜘蛛の面々がヤキモキする様も、ベニーが鬼丸を傍に置きたい気持ちも可愛く書かれていて・・・。あ~読み友さん!田中啓文さんを嫌わないで~。
2015/11/02
papako
シリーズ2冊目。サクッと。漫画みたいな読みごこち。一番怖いのはやはり人間。この巻は少しずつ〈もっけ〉の色合いが強くなってきた。『座敷童〜』の鬼丸とベニーが酒を酌み交わすところが微笑ましい。まさかのBL展開か?思わせぶりに次巻へ。
2015/02/12
だりあん
鬼丸さんはベニーさんの寝顔肴に酒飲むわ、ベニーさんは鬼丸さんを壁ドンするわ…なんなの、この仲よしさんたちは…(;_ _)>
2018/06/14
瀧ながれ
…いずれ二者のあいだに信頼がうまれ、種を越えた相棒になるのだろう、とは思ってたけど、急激すぎないか?なんでそんなに気を持ってかれたのか鬼丸刑事。陰陽師刑事の印象が、どじっ子で、鬼丸が陰からフォローしている感じなので、陰陽師が鬼丸を頼りにするのはわかるんだけど、鬼丸が陰陽師に惹かれる要素が思い当たりません、ふしぎ、鬼の好みはわからん(どじっ子萌えか)。蜘蛛の話とか、描写によっては長編になりそうな設定を、きっぱりと短編にまとめる潔さが気持ちいいです。
2016/03/30
momi
シリーズ第二弾!「鬼」と「陰陽師」あり得ないコンビの警察ものです!陰陽道の方法論を警察捜査に組み入れていきたい陰陽師。表向きに成敗出来ない悪を成敗してくれる鬼。犯人は人なのか…物の怪なのか…。座敷童のお話は、ちょっと切なくもあり良くできたお話でした。「スナック女郎蜘蛛」のママやバーテンも、いい味だしています。
2014/10/31
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