本をめぐる物語 栞は夢をみる (角川文庫)
本をめぐる物語 栞は夢をみる (角川文庫) / 感想・レビュー
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このシリーズいいですね。『本をめぐる物語 一冊の扉』も読みましたが、本をテーマにした作品というのがいいんですよ。本好きには堪らない垂涎の一冊ではないかと思います。作家陣もバラエティに富んでますね。大島真寿美、中山七里、田口ランディ、北村薫などなど、8名の作家が紡ぐ8編の本の物語がここにはあります。サブタイトルに「栞は夢をみる」と書いてあるだけに、ちょっぴり不思議で、ときどき奇妙で、ここではない場所の物語を見ているような…。そう、夢の中の世界をのぞき見ているような摩訶不思議な本をめぐる物語が広がっています。
2015/08/15
へくとぱすかる
続けて、シリーズとして読んでみた。本をめぐってのストーリーのはずが、だいぶ本とは無関係なパターンも混じるのは、しかたないのかな?「ぴったりの本あります」はショートショートにありそうな話。一種のホラーとしても読める。「『馬および他の動物』の冒険」はミステリ!得意分野なので楽しく読めました。そして愛書家の心もバッチリ書かれています。「ビブリア」の好きな人におすすめの一編かと思います。
2014/04/05
佐々陽太朗(K.Tsubota)
北村薫氏目当て。というより他の7人の作家さんは初読みの方ばかり。収穫は雪舟えま氏『トリィ&ニニギ輸送社とファナ・デザイン』。なかなかの世界観でした。雪舟氏の他の作品も読んでみたい。他は???・・・かな。副題の「栞は夢をみる」の意味が不明。アンドロイドは電気羊の夢を見るかも知れないが、栞は夢を見ないだろうと思う。
2014/07/26
おしゃべりメガネ
久しぶりに読んだアンソロジーもので、やはりタイトルにあるように『本をめぐる』物語となれば、なかなか興味深く読めました。初読みの作家さんも少なくはなく、こういうトコもアンソロジーならではの魅力ですよね。個人的には正直合う、合わないがハッキリと別れる作家さんがいます。誰がどうというワケではありませんが「あ、やっぱりこの作家さんの作風、ハマらないな」となったり。意外にも福田さんは初読みで、意外な作風に楽しませてもらえました。初めて知った雪舟さんの作風もちょっと気になり、機会があれば他の作品を読んでみたいかなと。
2017/01/07
しゅわ
【図書館】雑誌『ダ・ヴィンチ』に掲載されたものを中心に描き下ろしも加え、タイトルの通り 本から広がる8つの物語を集めた短編集第二弾です。本ができるまでの苦労を描いていたものが多かった前作に対し、今作は完成した本が巻き起こす物語が多く、ホラーやSF・ファンタジーなど…バラエティに富んだテイストが楽しめました♪
2014/10/20
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