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少年陰陽師夢見ていられる頃を過ぎ (角川ビーンズ文庫)

少年陰陽師夢見ていられる頃を過ぎ (角川ビーンズ文庫)

少年陰陽師夢見ていられる頃を過ぎ (角川ビーンズ文庫)

作家
結城光流
あさぎ 桜
出版社
KADOKAWA/角川書店
発売日
2014-03-29
ISBN
9784041013113
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少年陰陽師夢見ていられる頃を過ぎ (角川ビーンズ文庫) / 感想・レビュー

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ひめありす@灯れ松明の火

声が低くなり、余計な物が削ぎ澄まされて。色々な事を覚えて、女らしいまろやかさを帯びて。だけど、時には幼い頃の様に大きな声を上げて、闇雲に反発したい時もある。二人頬を寄せて、幸せな午後のまどろみに浸って居られたら。だけど少女は階段を昇り、少年はそれに応じて、ふたりはおとなになった。何度だって、負けちゃいけないと強く心を戒めた。不格好で、一方通行で、挫けそうになるけれど。これが、あなたと私の愛の証。現に見た夢には鎮めの笛の音。もう夢見ていられる頃には自ら終わりを告げたけれど。せめて夢の中でくらいは、幸福な夢を

2014/06/27

な〜や

やっと読めました。久しぶりの短編集。表題作含め4作品。『その差は如何ばかり』『鳴神の行方』『だから最短距離を』はかなり前に雑誌掲載された作品で、昌浩のまだ初々しい微笑ましい姿が見られて楽しめました。あのじい様と昌浩のやりとりが今や懐かしい……。そして表題作は、播磨で厳しい修行に明け暮れる昌浩の陰で、都では"彼女"が本当の名前を捨てて"藤花"として生きる決心を……。昌浩の事を、自分を守ってくれる安倍家の人々の事を想い、自らの想いに区切りをつける彼女の姿が切なくてたまらなかったです。

2014/07/27

ダージリン

初期の短編に癒されました。全編通して、じい様が元気で孫想いです(笑)。しかし表紙の様なふたりはもう見れないのでしょうか?「夢見ていられる頃を過ぎ」が切ない・・・(涙)。

2014/07/07

燈真

とにかくがむしゃらに頑張った時代、再び。という感じで少年昌浩をものすごく懐かしみながら読みました。『夢見ていられる〜』にはやっぱり懐かしい方々が。まさかあの子まで出てくるとは思いませんでした。いつか再会して背くらべして欲しいなぁ。冥官、相変わらず安定の存在感。さすがです。そんな彼に懐く蛍はやっぱり大物ですね。侑子の見る夢が楽しい。そして藤花ですが……何!?その夢何!?気になる……どういうつもりですか結城さん希望持って良いんですか……!? 新章も晴明も、楽しみ。

2014/03/31

紅蓮

尸櫻編完結も色々モヤモヤ感が残ったままの短篇集で、いい感じの気分転換を期待していたんですが、表題の『夢見ていられる・・・』はかなり切ないですね・・・。子供のままでいる事が出来ないのはわかっていても、いっぱい辛いことに立ち向かってきた二人だからこそ、藤花の見た夢が正夢になってくれればいいのになぁ・・・。それにしても妖かしトリオってすっかり妖かし率が下がってるんじゃないの?まぁ、貴船に鎮座ましますのはあのお方ですものね。結構面白がって入れてくれるのか・・・(笑)

2014/04/05

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