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作家ソノミの甘くない生活 (角川文庫)

作家ソノミの甘くない生活 (角川文庫)

作家ソノミの甘くない生活 (角川文庫)

作家
群ようこ
出版社
KADOKAWA/角川書店
発売日
2016-01-23
ISBN
9784041014141
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作家ソノミの甘くない生活 (角川文庫) / 感想・レビュー

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はたっぴ

著者のエッセイのような小説が大好きで、仕事が煮詰まったり、嫌なことがあると逃避場所のように手に取ってしまう。今回は連休谷間の通勤電車でまったり読了。作家ソノミは母親と叔母のケアをしながら作家業に精を出している。母を猛獣扱いしたり、仕事に対する信念を図太く貫く姿は群さんそのものだが、出版業界の世知辛さやシリアスな悩みも語られている。『どんな常識的な内容であっても、正しく非の打ち所のない内容であっても、不愉快に思う人は必ずいる。それが当たり前。賛否五分五分で当たり前。』これは人生論にも通じる格言だと思う。

2016/05/02

乱読亭AKIRA@晴釣雨読🎣

群ようこさん初読本。エッセイではないはずなのに、主人公が作家ということで、どうしても主人公が群さんにしか思えなくて、勝手にこういう人なのかと思いながら読み進めました。作家の日常や出版業界の裏側などが分かった点は非常に良かったです。しかし、全体を通して、別居している82歳の母親への不満がリアルに綴られていて、本作はもしかして、群さんが日頃感じている母親への鬱憤を吐き出した作品なのかなとも思いました。ただ面白かっただけではなく、将来必ず訪ずれる親の介護問題とも向き合う良い機会になったと思います。

2016/03/17

したっぱ店員

ほとんどソノミ=群さんのように思える、ノンフィクションのような作家さんの日常生活。文中にあるように「後世まで残る」とかは無いかも知れないが、電車の移動時間(に読んだので)をとても楽しく過ごさせてもらった。出版関係のシビアな話も興味深い。最近作家さんサイドからのこういう話を良く聞くのだけど、できるだけいい状況で創作活動を続けていっていただけるようにこれからも本を買います。

2016/04/20

ありちゃん@道東民

明日は我が身というか、今日既に我が身!的な本当に身につつまされる作品でした。群ようこさん自身の体験も含まれているのでしょう。親は必ず老います。実母がそうなったら、どうするか皆さん一度は考えるテーマのように思います。親に振り回されたり‥。ソノミさんは、一人で頑張ってるのが偉いなって思いました。主人がただいるだけでも、頼れる人がいるだけでも救われる部分はかなり大きい。血縁としてケジメはつけなくてはいけない、残念ながらそれが子供として生まれたものの定めなのだという一文には納得してしまいました。

2017/08/29

かっちゃん(かっち)

面白かったけど…身につまされる内容です。明日は我が身!(。>д<)

2017/06/27

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