臨床犯罪学者・火村英生の推理 アリバイの研究 (角川ビーンズ文庫)
臨床犯罪学者・火村英生の推理 アリバイの研究 (角川ビーンズ文庫) / 感想・レビュー
藤月はな(灯れ松明の火)
「三つの日付」のオチが何となく、好きです^^「わらう月」はエロティックな描写もあって漫画から貸した友達に貸すと吃驚されるかもしれない・・・。何だか切なかったのは「紅雨荘殺人事件」。大切な思い出を汚されただけでなく、第三者のとある動機のために翻弄されて静かに破局を迎えた余韻に物悲しさと切なさが込み上げてきました。「長い影」は船曳刑事の事件関係者であった、犯人の自己中心的な狡猾さが後味が悪い分、火村先生が周辺から突き崩していく様は圧巻。次の長篇は『スウェーデン館の謎』か?
2014/07/01
ぽぽ♪
アリバイの研究、と言うテーマで、全部アリバイ崩しの話でした。面白かった!「三つの日付」「わらう月」がお気に入りです。
2016/03/18
Moemi
火村英生シリーズ、角川ビーンズ文庫オリジナルの短編集。今回のテーマはアリバイなので、多少頭がこんがらがるところもありましたが、結構さくさく読めました。「紅雨荘殺人事件」と「不在の証明」が印象に残っています。後者は双子ネタで、有栖川と同じような推理をしていましたが、火村先生に一刀両断されてしまいました。
2016/02/21
フキノトウ
「三つの日付」「わらう月」「不在の証明」が、読みやすくて面白かった。
2014/09/20
みなみ
作家アリスシリーズのなかで、アリバイをテーマにした短編集。角川ビーンズ文庫なので、挿絵もあって、特にアリスのサインが見れたのは嬉しかった。既読の作品が多かったけれど、アリスと火村の小気味よい会話がやっぱり面白い。ミステリとしては「不在の証明」がお気に入り。ライトノベルと比べると地の文での語彙力が高くて知的さを感じつつ読了。
2022/05/01
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