九十九怪談 第五夜 (角川文庫)
九十九怪談 第五夜 (角川文庫) / 感想・レビュー
坂城 弥生
「三代目」祖父の最期の愛情だと思った。「蛍光灯」家長の男に憑く女。大した被害ではないけど続くと深い執着が怖い。「旅館」当事者じゃないけど同じ男でしょ?強い恨みが見える。「レントゲン室」ちょっと愛らしさがある。「四人」同じ目に遭わせないという意思を感じた。「礼服」最期に曾孫に会いたいと伝えたのがほっこりした。 井戸ってなにか因縁みたいたものが集まりやすいのかな?
2020/12/15
フキノトウ
「遭難」がいい話でした。「蛍光灯」が怖かった。ついてくる系に弱いと再確認(笑)
2014/07/06
緋莢
日本を飛び出し、サンフランシスコへとやって来たTさん。フリーペーパーに掲載されていたホテルに泊まる事になったが、初日から様々な怪異に襲われて・・・(「Aホテル」)お迎えを待つ見覚えのない子供や、何も燃えていないのに臭いや煙が出る、家を出た息子の部屋に響くすすり泣く声・・・怖い実話怪談99話を収録したシリーズ第五弾。
2017/02/13
☆kubo
なかなか面白かった。さくさく読める軽い話です。怖いのは「さとうきび畑」かな。霊にたしなめられる話が多かった気がします。
2014/06/10
クナコ
前作まで読了済で本書初読。詳しくは知らないが新耳袋の編者の片割れが独自に収集した話をまとめたものと思われる。新耳袋完結後に発行されている。なので中身の怪談はどれも新しいかと言えばそうでもない。今作は外国が舞台になっていたり外国人目線の話が多かった印象。編者が海外まで怪談の取材に行った成果なのかもしれない。だとしたら相当な熱意だ。私自身、怖い目に会いたいわけでも、引き付けたいわけでもないが、怪談というものにはどうしようもなく好奇心がくすぐられてしまう。編者はそれがライフワークなってしまっているのだろう。
2018/08/08
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