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八月の六日間

八月の六日間

八月の六日間

作家
北村薫
謡口早苗
大武 尚貴
出版社
KADOKAWA/角川書店
発売日
2014-05-29
ISBN
9784041015544
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八月の六日間 / 感想・レビュー

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風眠

40歳目前、人生の不調が重なって、山歩きを始めた女性。山歩きで出逢った様々な人との一期一会、自然の美しさと恐ろしさ、ほどけていく心。主人公の「わたし」は、山で出逢った人に密かにあだ名を付けて「麝香鹿さん」とか「ヘンクツさん」とか呼んでいたけれど、その感じ、よく分かる。私は山歩きはしないけれど、音楽をやっているので、ライブで共演するミュージシャンを、密かにあだ名で呼んでいたりする。「チェック君」とか、「前髪ちゃん」とか、ね。本名も、本職も知らないけれど、同じ何かで繋がれることって、何かいいなぁと思う。

2014/11/08

紅はこべ

小説というより女性向け登山&旅行ガイド+恋愛&人生エッセイ。北村さんの女子力、半端ないな。と言いつつ、やっぱり男の人が頭で作った女性像という感じがするんだけど。この小説だけでなく、北村さんのヒロイン全般ね。これは決して否定的見解ではない。

2015/04/19

Aya Murakami

図書館で借りた本。 タイトルから広島原爆がらみの内容を連想しましたが、結構本格的な山歩き女子の話でした。歩いていると結構雑念も湧いてくるようで、体力的にハードなはずなのにいろいろ心情描写がころころ展開されているのが面白かったです。それに旅には文庫本のお供は必須ですよね。電車の待ち時間とか自分もよくよんでいますよ。

2018/08/03

barabara

山歩き?登り?の内容だとは思わなかった。登場人物を取り巻く人々は皆毒もなくよい人ばかり。主役のキャリア女子は人見知り団体行動苦手…で好印象と思いきや、意外に人を見る目に毒があり、おとなしめの女性が腹の中ではこう毒づいてる…あるある、と愉快だった。中身の性格まで綺麗にまとめてなくてよかった。近づかないでおこう…とか非常に賛同したくなる地味女子の腹の中。章の冒頭に書いてある地図をたどりながら、意外に山を全く知らない私でも楽しめた。20

2014/06/26

ダイ@2019.11.2~一時休止

中年山ガールのノンフィクション風小説。フィクションなんだけどノンフィクションに見えるようなホッコリさせられるお話だった。

2014/06/22

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