KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

災厄

災厄

災厄

作家
周木律
出版社
KADOKAWA/角川書店
発売日
2014-05-31
ISBN
9784041016893
amazonで購入する

災厄 / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

サム・ミイラ

我が郷土高知から始まる未曾有の災厄の物語。以前より興味があった作品。怖さは勿論あるが案外冷静に読めるのは被害者の症状など目を背けたくなるような記述を極力抑えているからだと思う。ここを詳細に描けば地獄絵図は間違いないが、作品のテーマはこの国の危機管理能力を問うものでありこれで正解だろう。ハッピーエンドのようでありながら解決しきれぬモヤモヤとしたラストが印象的。ところでこの読後感はあまりにかけ離れていると笑われそうだが半沢直樹シリーズに近かった!まさかと思う人は是非読んでみて(笑)

2015/08/31

モルク

それは高知県の限界集落で始まった。突然人や動物が倒れあっという間に致死率ほぼ100パーセントで死んでいく。テロか感染症か!厚生労働省のキャリア斯波の説得もことごとく政治家に阻まれバンデミックだけが拡大していく。国民の混乱を避けるという名目で事実を隠蔽する政府は「あの時」と同じ。出世を望み周りを切り捨てて突っ走る斯波よりライバルであった宮野の方が魅力的。歩美さん、なぜに選択を2度も間違ったの?

2017/11/30

ゆみねこ

四国の一寒村から始まった謎の住民大量死事件。官邸は官房長官を中心に対策室を立ち上げる。。副官房長官と警察庁長官はテロを疑い、厚生労働省は未知の病原体によるパンデミックを疑う。大量死の原因が不明のまま東京であれやこれやと会議を行う?そのうちに原因物質が判明して、テロの疑い濃くなってくる。これは官僚と政治家を皮肉った作品なのでしょうね。感想としてはあまり言うこともなし。周木さん初読みでした。

2015/01/15

ダイ@2019.11.2~一時休止

過去3作は読者を選ぶ作品だったが、本作は万人受けしそうな作品で面白かった。登録数が少ない作品なので今のうちに読んでみてはいかがでしょうか。

2014/06/20

そのぼん

四国の山間の集落で起きた集団死を発端に、徐々に広がりを見せていく謎の死亡事件を描いた作品でした。テロや集団感染などの可能性を検証しながらストーリーが進んでいきました。謎の部分も最後までわからなかったので面白かったです。

2015/06/14

感想・レビューをもっと見る