プラスチックとふたつのキス 魚住くんシリーズII (角川文庫)
プラスチックとふたつのキス 魚住くんシリーズII (角川文庫) / 感想・レビュー
takaC
返却期日が迫っているからというのもあるが1巻に引き続き怖いもの見たさでついつい読み耽ってしまった。みんなおかしいけど今の世の中あながちよくあることのような気もしてきた。さて風呂から出てきたら次巻に移ろう。
2017/08/24
ううち
相変わらず魚住くんが危なっかしくてハラハラします。バター飴のくだりはとても官能的で、久留米くんとの距離がもどかしくてキュンときます。最後のサリームさんのお話も爽やかで素敵でした。
2015/04/15
カロリーナ
☆4 魚住くんシリーズ第2弾。「なぁ、あんたが──兄貴を、殺したんやろ?」突如魚住の前に現れた日下部と名乗る男。日下部の兄と魚住の間で嘗て何があったのか?長さの異なる4編を収録した青春群像劇。魚住くんの背景が判り出しました。掌編『ハッピーバースデーⅠ』の“Ⅰ”の意味が気になります。“Ⅱ”もあるでしょうか?やっぱり濱田はいいキャラしてます。濃ゆいー!一方で伊東くんの今後が心配…。るみ子には今後の登場も期待。榎田さんの描く人物は、みんな平べったくないからこそ惹き込まれるんだろうな。今回はサブキャラ・サリームを
2014/11/16
papako
横ヤリが入り、少しずつ少しずつ意識が変わり始める巻。魚住くんが久留米に惹かれるんだろうなって読んでいたら、久留米の方にも意識の変化があった。るみ子の絡みがイヤな方向にいくかと警戒したけど、いい感じに着地して一安心。読んでても、別にBLという感じでもなく、ただただもどかしい恋愛小説です。濱田の保護者っぷりがおかしくて、でもその見守る感じが心地いい。『自分の時間を生きている』魚住くんが、この先誰かと同じ時間を生きられるようになるのかしら。
2018/08/19
しずく
なかなか面白いです。るみ子と魚住くんが話すところが一番印象的で素敵なシーンでした。あと日下部先生と魚住くんの話も深く刺さる物がありました。「日下部先生と反対の方向から、久留米がおれを呼んだんだ。魚住、おまえも来いよ、って。でかい声で」知らずのうちに久留米は魚住くんを掴まえていたんだなぁと思って微笑ましかったです。あと、さりげに濱田先生のキャラ好きです笑 濱田先生とマリと久留米と魚住くんの会話はほんとに和む。不幸せな子供であったのだとしても、魚住くんは久留米といればきっと大丈夫だろうと思いながら読みました。
2014/10/05
感想・レビューをもっと見る