夏の塩 魚住くんシリーズI (角川文庫)
夏の塩 魚住くんシリーズI (角川文庫) / 感想・レビュー
そる
意外におもしろい。魚住くん、なぜだか魅力的。過去も壮絶で感情とか麻痺してしまってるのかも。弱者で擁護しなきゃ、という気にさせられる、そういう魅力がある。しかし時として男も誘惑してしまい、本人にも全く自覚なく、男の方も普通に女性が好きで、魚住くんもそうなのに、友人の久留米とは、お互いそういう気になってしまって2人苦しんでいる。BLのようであるけど違うような(笑)。続き読みたくなった。「「救えないわよ。魚住に限らないけど、他人を救うことなんかできるわけないじゃない。多少の手助けはできるかもしんないけどさ」」
2020/01/15
takaC
そんな話(どんな話かは読んでのお楽しみ)だとは思っていなかったので若干戸惑ったが5巻いっぺんに借りてきてる手前とりあえず読破してみよう。でも話が進むほどにどんどん過激になっていくな。怖いもの見たさ。
2017/08/24
じぇりい
「カブキブ!」からの榎田ユウリさん。一般文芸の角川文庫の棚に、カブキブの横に普通に並んでたのに、そっちですか?名前がカタカナだったので騙されました。レビューを見てみれば皆さんご存知なのね(^_^;)魚住や久留米もだけど、脇を固めるキャラも味があって、読んでて嫌な感じはしなかったわ。怖いもの見たさで?榎田尤利名義も読んでみたくなる。
2014/09/26
りゅう☆
久留米のアパートに学生時代の友人魚住が転がり込んできた。嗅覚を失い、学生時代は常に女がいたが性欲も喪失。子供のような頼りなさと人並み以上の図々しさを兼ね備え、イケメンな容姿に全く興味ない魚住。喜怒哀楽を表さない魚住が久留米に対して抱き始めた思い、そして久留米も認めたくない感情に気付く。なに?!このドキドキする心理描写に戸惑いの隠せないステキなBLの予感。隣人サリーム、久留米の元カノマリ、魚住の元カノで同じ研究室の響子、魚住の性欲を復活させた濱田など脇役もいい。こういうの好きかも。もちろん2巻へと続きます。
2016/07/24
にいにい
初榎田ユウリさん。こんな内容とは思わず読んでしまった。BLなんだ。濱田、久留米、マリのキャラは、しっかり創りこまれていて、特に、久留米は、いいなぁ! で、魚住は、この物語だけに存在するんだ。こんな人間は、絶対この物語以外で生きていけない。つまりは、存在しないよね。これが、BLの王道なのかな?あまり縁のない作品分野なので、わからないけど、じらして焦らして、最後にはってパターンかな?この世界には、男の友情は無いんだろうな?と勝手な感想を並べてしまう作品。面白くはあるんだけどね。久留米といると安心感がある。
2014/08/27
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