世界最強の商人 (角川文庫)
世界最強の商人 (角川文庫) / 感想・レビュー
徒花
典型的な自己啓発書だが、導入部分で物語を仕立てて読む人の興味を高めてから本筋に入るところがうまい。あと、あえて自己啓発書っぽくないタイトルにしたことで、「自己啓発」という言葉にアレルギーを持っている人に対しても敷居を低くしているテクニックとか、小説と連動させて、人生を連動させるコツを10の巻物の形で提示するなど、いかに興味がない人にも読んでもらえるかに苦心している様子が見て取れる。はっきりいって、読むだけでは何も変わらないが、少なくとも読んでいる最中は「変わろう」と思わせてくれる本ではある。
2016/05/04
ehirano1
『商人』ときて真っ先に思い浮かぶのは『斎藤一人』さんでした。本書は紀元前が舞台ですが、一人さんが言及していることと共通することがかなりあったのではないかと思いました。ある意味、こういった今昔の共通項を実践できるかどうかにかかっているのではないかとすら思いました。
2021/08/10
ehirano1
#誘惑に襲われるのは、このように孤独を感じる時だ。#商品が一つも売れない時、お前を元気づけ、慰めてくれる者は誰もいない。#失敗しないのは、試みない人間だけだ。#失敗者と成功者の間にあるたった一つの違いは「習慣」の違いだ。#良い習慣はあらゆる成功の鍵である。
2024/04/30
ehirano1
「・・・名声や成功や幸せを下さいと求めはしない。私は導きだけを求めて祈る。・・・私が求める導きはやって来るかもしれないし、やって来ないかもしれない。しかし、そのどちらも答えではないだろうか?(p161)」。『そのどちらも答えではないだろうか?』こう思えるようになりたいなとつくづく思います。
2023/12/30
ehirano1
「・・・もししっかりした火が身体の中で燃えているのならば、やがてそれは外に現れて来ると私は信じていた・・・(p45)」。この意志の強さよ、と思わずにはいられませんでした。鰯並みにヨワヨワの私は、自らの炎で自炎してしまいそうです(爆)。
2022/11/27
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