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いまひとたびと、なく鵺に 陰陽師・安倍晴明

いまひとたびと、なく鵺に 陰陽師・安倍晴明

いまひとたびと、なく鵺に 陰陽師・安倍晴明

作家
結城光流
伊東七つ生
出版社
KADOKAWA/角川書店
発売日
2016-02-27
ISBN
9784041018866
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いまひとたびと、なく鵺に 陰陽師・安倍晴明 / 感想・レビュー

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ひめありす@灯れ松明の火

いまひとたびと、ないていたのはきっと自分自身。人であり、妖かしであり。人でなく、妖かしでなく。何かであって何かでなく、何かでなく、何かでない。人は皆鵺なのだ。会いたい。会いたくない。忘れたい。忘れたくない。知りたい。知りたくない。離れたい。離れたくない。嫌われたくない。認めて。振り向かないで。関わって。泣かないで。鳴かないで。哭かないで。複雑怪奇に絡まった感情は互いに戦いながら、己の尾に噛み付きながら、自分の中で暴れ狂う化物で。途絶えてしまった縁もあるが、まだ間に合う縁もあるから。なかないで暁降ちが訪れる

2016/06/23

しゅてふぁん

今回は十二神将の出番が少なくて、ちょっと残念。巧馬には共感できない部分もあるけど、親子であり師弟でもあるというのは難しいんだろうな。

2016/06/19

Artemis

人の心は弱く、憧れの人に認められたいという気持ちは時に自分の自信を無くさせ、隙間を作る。自分のことを正当に評価することは難しいが、不必要に自信をなくす必要はない。そして、期待しているならばそれを伝えることも必要なんだと思う。

2017/11/15

よっしー

今回は神将達の出番が少なかったです。全然姿を見せない面々は、彼の事を認めているのかどうなのか…。でも、家事をこなしてる姿を想像すると微笑ましいですね。 今回は都を出てのお話。晴明と岦斎のテンポ良く進むやり取りは楽しくなりますね。事件としても大団円といった感じでしょうか。都から離れると、政治的な柵がなくなる気がします。残念なのが、若菜の登場が全く無かったこと。次に期待かな。

2020/04/19

真理そら

父と子の関係はいろいろ難しい。この巻はここまでの中で一番叙事詩的な要素が強かったためか読者にまで妖気が飛んできそうだった。読者も刀印で対応したくなる。神将の扱いもかなりうまくなってきて晴明の成長著しい巻だった。岦斎との関係も地味に進展している。阿倍野の父親訪問もしてほしいなあ。

2017/12/07

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