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僕は小説が書けない

僕は小説が書けない

僕は小説が書けない

作家
中村航
中田永一
出版社
KADOKAWA/角川書店
発売日
2014-10-31
ISBN
9784041019269
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ジャンル

僕は小説が書けない / 感想・レビュー

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takaC

終わってみればまるで「好きって丸わかり 〜じれったい私の二人の先輩〜」ですね。読みながら観てたベルダスコvsニシコリ戦に集中できなかった。

2017/06/05

hiro

人気作家二人の合作小説がでることを読メで知って、すぐに図書館で予約した。二人の作品を読むのは、中村航さん3作目、中田永一さん2作目ということで、この作品での二人の‘継ぎ目’はまったくわからなかった。内容が高校生の主人公の出生の秘密、恋を絡めながら、主人公が小説を書きだすということだったので、特に小説を書くためのHOW TOのところを興味をもって読んだ。やはり、作家二人の合作によって、簡単に1+1=2の作品になるのは難しいと思ったが、次は阿部・伊坂さんの合作『キャプテンサンダーボルト』を読もうと思う。

2014/12/06

ユメ

主人公が文芸部OB二人に小説の書き方を教わるくだりがあるのだが、この二人がなかなか対極的。理論的に物語を組み立てる原田。情熱に筆を任せる御大。常に対立する二人だが、私には両者の言葉が響いた。「僕」と同じように。言葉を綴ることは剥き出しの自分と向かい合うことだ。プライドを砕かれ、エネルギーを消耗する。でも、そこでしか得られない成長があると信じている。原田が放った「俺たち凡人は、才能がないってことくらいで、夢をあきらめなくちゃならないのか?」という言葉が自分にとって衝撃的で、痛みと喜びを伴って心に刺さった。

2015/03/20

おかむー

2015年最初の一冊はイチオシ作家中村航と中田永一の合作による青春小説。『よくできました』。まず正直なところを言えば、中村航の名義がなくても多分気づかない作風で全体に中田永一色のほうが強くでてますな。出生の悩みを抱える高校生・光太郎が強引に勧誘された文芸部で、過去に書きかけで投げ出した小説に重ねて自分自身に向きあう。終始悩みと正面から向き合ってる内容だと、中村航らしいワンクッションはさんだリリカルさでは質が変わっちゃうんだろうなぁ。“不幸力”はどこいった?というツッコミも入れつつよい作品ではありましたよ。

2015/01/01

ひめありす@灯れ松明の火

光太郎くんに教えてあげたい!誰かが物語を待っていてくれる事の喜びを!感想を貰う時の面映ゆい気持ちを!こんなにこんなに、小説を書くことは幸福なんだって!中村航と中田永一、当代きっての青年作家二人が綴れば高校生男子の日常はこんなに純情でシャイな愛しい物語に変わる。日が沈めば夜がくる。だけどそれが、太陽が溶けて土を染めるように思える日も、夜は翼を広げてやってくるようにしか見えない時も、あるだろう。それの何が悪い。気付いた事は尊く、気付かない者は永遠に手に入れられない青さだ。中学二年生、やって損なものではないぞ?

2015/04/12

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