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ねこまたのおばばと物の怪たち (角川文庫)

ねこまたのおばばと物の怪たち (角川文庫)

ねこまたのおばばと物の怪たち (角川文庫)

作家
香月日輪
出版社
KADOKAWA/角川書店
発売日
2014-12-25
ISBN
9784041019344
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ねこまたのおばばと物の怪たち (角川文庫) / 感想・レビュー

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mae.dat

猫又。勿論四つ脚で、やや細身でしなやかな印象があるかなー。勝手なイメージですが。でも本書のおばばは、家事をしたり、畑仕事をしたりしており、ヒューマノイド型かな?うーん。どんな容姿なのでしょう。読んでいるうちに『きょうの猫村さん』が頭を過ぎりました。家にも学校にも居場所のない舞子ちゃんが、おばばさんはじめ、物の怪たちと出会った事で、自身を見つめ直したり、自信を付けたりして、物事が好転して行きましたとさ。主だったターゲットは小学生だと思いますので、ハッピーエンドで全てスッキリさ(❛ᴗ❛)✧。

2022/09/29

夢追人009

イジメや家族愛に悩む不幸な少女に力と勇気を与える母と幼い娘に読ませたい妖怪ファンタジー児童小説の傑作です。千年生きた賢者・猫又のおばばの言葉は、人は皆我が身が一番大切だという利己主義を意味するのでしょうけれど誰もが他者の気持ちを思い遣る優しい心を持てたらいいのにと思いますね。この本をいじめられっ子や同じ境遇の子供達に読んで欲しいですね。現実はもっと深刻かも知れませんが、それでも「負けてたまるか!」という勇気や優しい心が芽生えそうな気がしますよね。私のお気に入りは油すましの台詞「なじんどるなーっ!」ですね。

2018/11/19

新地学@児童書病発動中

継母が家に来てから、家でも学校でもうまくいかなくなった舞子が、妖怪の世界に入っていくことで、自分を取り戻していくお話。現実と地続きになった妖怪の世界の描写が非常に魅力的で、「妖怪アパート」の作者のらしさがこの物語でも発揮されている。おばばの言葉がちと説教くさいのはご愛嬌かも。ちっちゃくて可愛いけれど、業を背負った六道坊の描写が素晴らしい。舞子が継母と和解する場面は、読者の心を強く揺さぶる。

2015/07/02

machi☺︎︎゛

ほんわかした香月日輪さんらしい物の怪ファンタジー。短いからすぐ読めるけど中身は結構ヘビー。継母に子供ができて家族とうまくいかない舞子。自ら壁を作ってしまい余計うまくいかない。ひょんな事からイラズ神社のねこまたのおばばに出会いそこから成長していく。家族に対してはなかなか心を開かない舞子に少しイラっとしたけど、最後はうまくいってよかった!

2020/01/07

優花 🍯モグモグ

児童書なのでサクサク読めました。イラズ森に棲むねこまたのおはばとふしぎな物の怪たちは、まるでジブリ映画に出てくる様でした。そして、ねこまたのおはばと物の怪との出会いによって舞子自身が少しずつ変わっていく様は微笑ましくもあり胸を打つものがあります。そして、子供の頃のピュアな気持ちがふっと蘇ってくる作品でした。

2015/07/26

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