KADOKAWA Group

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95

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作家
早見和真
出版社
KADOKAWA/角川書店
発売日
2015-11-28
ISBN
9784041019979
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95 / 感想・レビュー

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いつでも母さん

面白く一気に読了しました。95年いろいろあった年でしたね・・阪神大震災の日と地下鉄サリンの日は個人的にも忘れられない日です。この作品はエンタテイメントとして『懐かしい』青春の物語。ちょっと?かなり?危ないのだが、あの頃なら、あの場所なら『有り』だったかもなぁ。ちょっと青く、ちょっとほろ苦く、そして熱い『仲間たち』それでも皆生きていくのだ。渋谷の街で過ごした者にしかわからないかも。突っ込み所もあったが、ダサイ大人かもしれない私が、多少斜め上から彼らの20年前をちょっと羨ましく読んだ。3年後に又会いたい。

2015/12/28

ケイ

1995年から20年後出版を見据えて書いたのだろうな。時代をはっきりさせる上で、キリのいいこの年は確かにわかりやすいが、サリンや阪神大震災の触れ方がこれでいいのかと思う。さりげなく3.11も言及されていたし。しかし、そういう軽々しさも、何でも他人事に思う高校生の軽さと言うことだろうか。当時の世相を表すべく選ばれた登場人物たち。ただ、Qちゃんの魅力は全然わからなかった。先にいるメンバーの方が輝いていた。場所が馴染み深く懐かしかったな。私があのあたりで過ごしたのは、すでに高校を卒業してからだったけれど。

2017/01/05

タックン

地下鉄サリン事件のあった1995年、渋谷のセンター街を闊歩してた5人の17歳の高校生の春から大晦日までの半年間と20年後の再会を描いた青春物語。渋谷ファイヤー通り大騒動って実話?高校生が生き生きと漫画みたいに描かれていた。でも、あれだけの騒ぎとか大乱闘をしておいて警察のお咎めなしってのはちょっと・・・・元総理の孫がいたから?どうも偉い親の庇護の元でやりたい放題の星学(青学)坊ちゃんたちの話って感じがした。セイラの娘の父親ってやっぱなあ・・・・。セイラの境遇に涙しその後に拍手した。当時を思いだした。

2015/12/22

takaC

うちの長子は95年8月生まれ。曲がりなりにも無事に成人したが、彼を身籠っていた妻は地下鉄通勤で地下鉄サリン事件はニアミスしたので歯車次第では95は自分にとって別な意味のメモリアルイヤーになっていたかもしれない。

2016/09/03

Yunemo

カッコいい大人にはなり切れぬ自身がいます。でも、ちゃんと強く生きてきたつもり。年代的なズレはあるものの、ある時代を一緒に過ごせた友の存在は、今もって自身の心の糧になってることは間違いありません。この想いに胸を刻まれ読了。自身の時代を振り返り、こんなに派手には動けなかった、ある意味、渋谷を遊び場とする一般的学生のちょっと上を行く、それ以上にいわゆるお坊ちゃま世界、これ以上発展すると半グレの世界。若い熱さを持て余した青春、何だかな。同じ高校生でも、昔々の薫君の青春、時代時代の状況にもみくちゃ、これが青い時代。

2015/12/27

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