生贄のマチ 特殊捜査班カルテット (角川文庫)
生贄のマチ 特殊捜査班カルテット (角川文庫) / 感想・レビュー
ミカママ
警視庁特殊捜査班直属?の選ばれしカルテット。それぞれ秘められたバックグラウンドのある、彼らの活躍が今後も楽しみ。今作に限っていえば、架空の街「ミドリ町」での事件について、もっと陰惨な描写が欲しかったところ。4人の中でも「カスミ」の過去が気になるがため、続編も探してしまいそうだ。
2018/04/14
absinthe
面白い。リアリティは感じないが、設定は首尾一貫している。新宿、渋谷、品川、蒲田、その界隈の原題を活写したファンタジーの様でもある。読んでいるといろいろ突っ込みたくなる設定だがそれもまた愛きょう。煤汚れた街並みが浮かぶような描写。これは好みの問題だが、主要人物が若すぎる。
2017/05/11
KAZOO
カルテットシリーズの文庫版3冊組の第一番目です。3冊目を先に読んでしまい面白かったので最初から読みました。もとは4冊の単行本でそれを2冊づつ文庫にして三冊目を書いたようです。若い人向きの警察小説ですが、主人公がそれぞれいわくある経歴を持っています。世田谷殺害事件のような事件に巻き込まれた少年、中国残留孤児の3世、親を敵視する少女がまとまっていく様子が前半、後半は川崎の幼児殺害事件を3人で解決し結束が固まります。さあっと読めてしまいます。
2018/04/09
紫 綺
単行本「カルテット」1と2の合体本。悪をもって悪を制すワイルド7的なハードボイルドストーリー。
2020/05/03
ぱふ
タケル、ホウ、カスミの不良3人組が大活躍する話です。不良の少年探偵団といった感じです。大沢さん自身がリアリティは二の次で書いたと言っているとおり。スピーディで力強くてカッコいいです。とにかくスカッとします。
2020/10/30
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