時代小説アンソロジー 秋びより (角川文庫)
時代小説アンソロジー 秋びより (角川文庫) / 感想・レビュー
ドナルド@灯れ松明の火
秋を思わせる、物悲しく切ない短編集。やりきれない話が多い。佐江「解錠奇譚」が幕末の錠前師のこだわりを描き、短編の中で唯一明るい未来を描く。
2015/11/25
ごへいもち
池波、パス。その他△
2023/11/16
朔ちゃん
上質な時代小説を読むと身がひきしまる想いがする。人間は弱きもの…そこからさまざまなドラマが生まれる。すべて素晴らしい作品だったが、中でも岩井三四二「蛍と呼ぶな」、佐江衆一「解錠綺譚」が、ラストに余韻があって良かった。それに、どこが秋なのかなーと作品の中で、秋の季語を探すのも大変楽しゅうございました。
2022/10/08
ひさか
2014年10月刊。 池波正太郎:市松小僧始末、藤原緋沙子:秋つばめ、岡本綺堂:菊人形の昔、岩井三四二:蛍と呼ぶな、佐江衆一:解錠綺譚の5編を収録。岡本さんの半七捕物帳が特に良かった。半七シリーズを読んで見ようと思った。
2015/01/14
鈴木かもめ
短編は凝縮された、ストーリーが冴えます、作家の腕の見せ所と理解します、プラス五人のアンソロジー、良いです抜群。 しかし並べてしまうと、好き嫌いが出ます。 巻頭の池波正太郎さんは、初めて読みましたが、圧倒的に光ります、6尺のおまゆ、彼女の愛情と知能の高さ、、最高にお気に入り池波正太郎さん余裕です。 解錠奇譚、佐江衆一も魅力的な登場人物が、まるで目の前にいる様な表現、他も読んで見たくなります。
2023/11/14
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