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怪しい店

怪しい店

怪しい店

作家
有栖川有栖
出版社
KADOKAWA/角川書店
発売日
2014-10-31
ISBN
9784041021415
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怪しい店 / 感想・レビュー

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サム・ミイラ

初読み作家。本格派の雄との評価は知っていたがライトな印象。おそらくは軽く推理を楽しむためのアンソロジーなのだろう。それぞれ趣きが違う短編集である。私のいち押しは「ショーウインドゥを砕く」。これはそう、あの倒叙形式の傑作刑事コロンボそのもの!狙って書いたのは間違いない。見事に擽られてしまった。そして潮騒理髪店のレトロな感傷。列車にハンカチを振る女性は「砂の器」紙吹雪の女へのオマージュか。読み込めば至る所にリスペクトがある。確かに軽い。だが読み応えとしばし余韻に浸れる佳作。有栖川有栖はやはり凄い作家だった。

2016/10/13

starbro

有栖川有栖の作品はあまり本格ミステリという感じはせず、気楽に読めるミステリだと思います。計画性のあるようで計画性のあまりない犯罪のため、突っ込みどころが満載ですが、科学捜査の進化や防犯カメラの増殖等で犯罪者がかなりつらい時代になっている気がします。犯罪者をかばう訳ではないですが、推理作家にもリアリティを出そうとすると結構厳しいのかも知れません。

2015/02/24

紅はこべ

変則アリバイもの、倒叙もの、赤毛連盟パターンと色々と目先を変えた工夫を凝らした短編集。見せをテーマにまとめたという着眼点が面白かった。

2015/03/19

Aya Murakami

図書館本 骨董屋、古本屋、芸能、理髪店、そしてタイトル通りの怪しいお店(風俗ではない) なかなか本を売ろうとしない頑固おやじの古本屋…。どうしても欲しい本なら十日待ちますね。学生時代誘惑者という本がどうしても欲しくてかなり遠くの古本屋に電話して取りに行ったことを思い出しました。未練満々の店主に熱意満々の客という取り合わせも話としては面白い…かも?そういえば本作の古本屋があった京都って古本屋が多かったですね(過去の記憶)

2019/09/21

ダイ@2019.11.2~一時休止

作家アリスその22。お店にまつわる短編集。ショーウィンドウを砕く・潮騒理髪店なんかがイイ。

2014/11/16

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