姑獲鳥の夏 (3) (怪COMIC)
姑獲鳥の夏 (3) (怪COMIC) / 感想・レビュー
藤月はな(灯れ松明の火)
京極堂が眩暈坂を降りてくる時は本当に鬼が降りてきたのかと思うぐらいの迫力に満ちていました。そして真相の一部を見事に隠した、とある一コマに賞賛のため息しか出ません。あれを計算であっても、無自覚で描いていても凄い!また、憑き物落としでの涼子の表情が激変する所や藤牧と梗子の噛み合わないが故の悲劇に本当にぞっとするしかなかったです。ラストの引きが、真相を知っているが故に哀し過ぎる・・・。癒しは奇妙な遺体の解剖に喜ぶ里村君と初々しい青木君、苛々する木場の機嫌に甲斐甲斐しい木村君でした。
2014/10/25
G
「山から鬼が下りて来たぜ」。遂に久遠寺医院へ赴く京極堂。この陰陽師は「怪力乱心を語らず」論理と現状のみで、憑き物を落としてしまう。見たくないものは見ない(いや、見えないか)脳が作り上げる偽りがこの物語の本質か? しかしあの衝撃的なシーンを、あのように描くとは。志水アキの画力に圧倒された。
2016/09/22
ミユ
この巻で収まりきらなかったのね^^; 小説のコミカライズとはいえ志水さんさすがです。丁寧な描写に迫力あるシーンの数々、決して原作のイメージを損なわない。京極堂の憑物落としのシーンは圧巻。榎さんと京極堂の1ページ2ショット、まさに最強コンビキターって興奮しました(笑)
2014/11/02
夢道場
相変わらず志水アキさんの描く京極堂は迫力があります、特に表紙と坂を降りて来たところが凄い!そして関係者を集めての京極堂の憑物落としシーンの描写が素晴らしい。12月にはまた百器徒然袋が出るようなんで楽しみ。
2014/10/27
T.Y.
いよいよ京極堂の憑物落としが行われる。久遠寺家の歪みと、そしてエキセントリックだけれどまともである京極堂や榎木津とは違う、関口の狂気。明かされる藤牧氏失踪事件の真相。あまりにも歪んだ愛のすれ違い。視覚化の難しいネタの伏線もちゃんと表現されていたし、何より登場人物の表情に見える狂気が見事。完結は次巻。
2014/10/23
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