インフェルノ(上) (角川文庫)
インフェルノ(上) (角川文庫) / 感想・レビュー
ヴェネツィア
徹底してフィレンツェに拘泥した構想。パッラツォ・ヴェッキオにポンテ・ヴェッキオ、そしてボーボリ庭園にヴァザーリの回廊。さらにはヴァザーリの絵にダンテのデスマスクと、これでもかというくらいのフィレンツェ尽くしである。探偵役はお馴染みのラングドン。お相手は元天才少女で医師のシエナ。敵役もふんだんに用意されている。あまりにも何もかも盛り込み過ぎでは、という気もするが、それでこそダン・ブラウンという風にも思う。ルネサンスと美術史の謎、それに人口問題を絡ませるのは、荒業にしてこれまたダン・ブラウンならでは。
2019/09/02
れみ
ラングドン教授シリーズ第4弾。イタリアを訪れた記憶がないのにフィレンツェの病院で目が覚めたラングドン。そして命を狙う人々から逃げつつ、夢の中に現れる女性を助けるべく、フィレンツェの街を駆け巡ることに…。今までもラングドンが目覚める場面から始まることは多かったけど記憶がないのは初めてかも^^;そのせいでどんな事件が起こっているのか漠然としているし今回のヒロイン・シエナ医師にもまだ秘密がありそうだし、続きが気になって仕方ない…!
2016/10/24
ehirano1
#展開早い。#先ずはとにかく逃げるべし!#時系列で少し混乱。#エンタメ小説なのにグラフが2つも出て来るも、恐ろしく見難い上にポイントを突いておらず要再提出レベル。#イタリア語とラテン語が分かればもっとニヤニヤできるのに・・・・・。#表紙めくって直ぐのヴエッキオ宮殿の写真が美し過ぎる。
2018/10/06
mariya926
『ダ・ヴィンチ・コード』『天使と悪魔』を読んで、ラングドンが主人公の4部作目のこの本を読んでいます。今回はダンテの『地獄』がメインです。それにしても既視感がありありです。今までの設定に似すぎていて…違う点はラングドンが頭を打たれて記憶が曖昧な所ぐらいです。今回も聡明なIQ208の美女が共に謎解きに奔走します。地獄は存在します。イエス様がラザロと金持ちの話をされた時に出てきています。詳しくはルカ16:19-31に出てきますが、ハデスが存在するのです。しかも天国とハデスの間には深い溝があるので行き来できません
2020/04/04
ケイ
ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ、ヴェッキオ宮殿、ダンテ、神曲。そしてラングドン。今回のキーワード達はなじみ深いものばかり。相変わらず、神経症に襲われそうなほどの、ラングドンに息もつかせぬ攻撃。そして、いつもながら美人で若い女性、今回はアングロフォン医師との逃避行。
2017/09/13
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