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金魚姫

金魚姫

金魚姫

作家
荻原浩
出版社
KADOKAWA/角川書店
発売日
2015-07-31
ISBN
9784041025284
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金魚姫 / 感想・レビュー

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starbro

流石の荻原浩、400P一気読みです。一言だとタイムスリップ・スピリチュアル・ラヴ・ファンタジーという感じです。リュウ(金魚姫)と暮らしたら、すごく大変だけど楽しいんだろうなぁ!そろそろ直木賞を狙えるようなタイミングのような気がします。荻原浩がさいたま市大宮区出身と知り、親近感がわきました。

2015/08/19

ウッディ

ブラックな仏壇販売会社で成績を上げられず、上司からのパワハラで鬱状態になったドン底の潤は、祭の金魚すくいで取った琉金を持ち帰る。その夜、部屋に水を滴られた女が現れる。許嫁を殺され復讐の為に金魚に姿を変えた彼女との奇妙な同棲生活をするうちに、見えなかったものが見えてくる。妖しく、幻想的な設定ながら、2人の会話はコミカルで、前向きになれる荻原さんらしい話でした。やはり、守るべきものがある人は、強くなれるんですね。ただ彼女の復讐物語は、少し消化不良だっのが残念でした。

2018/09/30

ナイスネイチャ

図書館本。ブラック企業に勤める主人公が不眠症、鬱病になり自殺を考えるぐらいまでになっていたが、ふとしたきっかけで金魚を飼う事になり、その金魚の化身と暮らしていく物語。ネタバレになるので書けませんが、悲しくて切ない内容でしたが最後はスッキリしました。面白かったです。

2016/01/24

つるちゃん0719

そこそこ面白かった!ブラック企業の方がメインと思ってたのに、まさかのそっちだったのかぁ……なんだか切ないこの終わり……でも最後は潤が幸せつかんでリュウに似た子供が出来て幸せに暮らしていることが救いでした。

2017/07/22

kishikan

久しぶりの萩原さん。今度はどんな作品かな、と期待して読み始めたら、死にたい願望の男の話。そして突然、かなり昔の中国に場面展開。 「おおっ」これぞ萩原小説の特徴、と一気に物語にひかれる。タイトルにあるように金魚の化身と、うだつの上がらない男の純愛物語なんだけど、それは萩原流の仕立てで、面白くも、美しくはかない愛の物語に昇華しています。いつものように絶妙な語り口が楽しいのですが、かつての恋人が突然訪ねてくるシーンは、ほろりとします。そしてラストは、感動もの。顔が緩むんだけど、何か泣きたくなるような物語。いい!

2015/10/17

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