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ホームグラウンド (角川文庫)

ホームグラウンド (角川文庫)

ホームグラウンド (角川文庫)

作家
はらだみずき
出版社
KADOKAWA/角川書店
発売日
2015-04-25
ISBN
9784041025963
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ホームグラウンド (角川文庫) / 感想・レビュー

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Shinji

読みやすかった。はらださんの作品はどれも頬に風を感じられるような爽やかさがあるのですが、中でもこの「ホームグラウンド」は予定調和的なところはあるものの全体が心地良かったですね。国立競技場の夏でも冬でも綺麗な緑はサッカーだけじゃなくスポーツ好きなら憧れるのは当然で、その気持ちは雄蔵も然り。由紀子と修司が背負ったものは、苦しく辛いものだけれども、明かされた圭介の苦さも相当なもので、それを解きほぐした春菜が最後に印象アップ。「子どもは守るもの、絆は紡ぐもの」こういう気持ちは大切にしたいですね♪

2016/10/29

ともとも

人の家族の闇、そして挫折、すれ違い・・・ 閉ざされていた人の心が、土地ととある出来事で 次第に開かれていき、微妙な距離感の人の心と 関係を少しずつ縮め、家族、恋人、仲間の関係を 再生し、絆を深めていく。 愛、夢、希望が物語を包み込み、読み手のその素晴らしさ を痛感させながらも、心温まる感動のストーリーで 良かったです。

2015/08/26

吾亦紅

この小説に登場するおとなたちは皆、人生に躓いたり諦めたりしたひとばかり。71歳で脳卒中で倒れ、快復した雄蔵もそのひとりだが、荒れ果てた土地をひとりで耕し始める。それはやがて天然芝が一年中青く茂るサッカー場になっていくのだが、その過程でそれぞれのおとな達も、もう一度自分の人生を掘り起こして耕していく。芝のグラウンドの鮮やかな色と匂いを感じられる小説。

2020/01/10

*mayu*

序盤でサッカーをする場所を探す親子が主役かと思いきや(笑)はらださんの作品は初めて読みましたが、割りと読みやすかったです。祖父の雄蔵と圭介のたどたどしい感じから土地に芝生を植え始めてから近付いてくる距離にほっこり。多少とんとん拍子で行き過ぎでしょ。と思いつつも帯に書いてある通り心がほどけたような気がします。

2015/06/25

アマンダ

サッカーは全く好きではないけれどはらださんの書くサッカーのお話は大好きで、サッカーを知らなくてもすごく面白い。ホームグラウンド、これはサッカーのお話というよりは家族とかのお話…。他の方が書かれているようにふむふむ、フィールドオブドリームだ。とっても面白かった。ゆうじょうのグラウンドだ。

2021/11/20

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