空想科学読本 3分間で地球を守れ!? (角川文庫)
空想科学読本 3分間で地球を守れ!? (角川文庫) / 感想・レビュー
扉のこちら側
2018年274冊め。過去20年にわたって出版されたシリーズから選んだエピソードをまとめた一冊。紙とペンを持ちながら計算しながら読んだ。作中の数値と計算式で合わないものは解を四捨五入すればよいのだが、注意書きが必要ではなかろうか。と思ったら最終ページに書いてあった。面白かったのはアンパンマンのパンは何人分か及びバタコさんの強肩、コナンくんの事件遭遇確立等。
2018/07/07
夜長月🌙@新潮部
ウルトラマンやコナン君、ラピュタの飛行石などが本当に実在したらどうなるか科学的に迫ります(全31話)。ウルトラマンが地球で活動できる時間は太陽エネルギーの関係で3分間しかありません。怪獣が東京に現れた時は科学特捜隊が東京にあるので変身してすぐに戦えます。しかし名古屋ではどうでしょう。ウルトラマンの飛行速度はマッハ5です。名古屋には2分27秒で着きます。33秒でギリギリ倒せるかもしれません。大阪はアウト。間に合いません。ウルトラマンは地球を救えるのでしょうか。
2020/06/28
ハサウェイ
相変わらず、筆者の柳田さんの計算力に関心してしまう。年代的にツボにはまった作品。公共の場では決して読めません。1人の空間で大声をだして読む本です。このシリーズ最高でし
2017/09/08
なる
ウルトラマンが3分間で動ける行動範囲(ちなみに3分間という設定は作中では言及されていなかったという)、おそ松くんの家の家計事情、アンパンマンの頭部の重量、ネロとパトラッシュを殺したもの、など特撮やアニメ、はたまた童話に至るまでの物語に登場するエピソードやキャラクタの能力に焦点をしぼり、それを科学的な視点から「それは可能なのか?」ということまで検証したユニークな視点からの研究本。それであると同時にこの本のヒット以降はSFに荒唐無稽な描写が控えられるようになったような気もするので功罪相半ばかもしれない。
2021/12/30
瀧ながれ
東京で変身したウルトラマンは、3分以内に大阪に到着できない、という事実に愕然としました。金沢には行けるけど、到着した途端に変身が解けて役にたたない。そして福井はギリギリ到着範囲外のようです。…がんばれウルトラマン…(泣)。「シン・ゴジラ」ネタもあり、興味深く読みましたが、近年の作品はそれなりにしっかりとした考証がされているので、やっぱりある程度むかしの作品のほうが、設定数字が適当なうえ発想が突飛で(しかも雑だったりして)、ネタとしておもしろいと思います。
2017/03/03
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