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マタタビ潔子の猫魂 (角川文庫)

マタタビ潔子の猫魂 (角川文庫)

マタタビ潔子の猫魂 (角川文庫)

作家
朱野帰子
出版社
KADOKAWA
発売日
2019-12-24
ISBN
9784041026434
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マタタビ潔子の猫魂 (角川文庫) / 感想・レビュー

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Kanonlicht

冴えない派遣OLが、古来より一族が使役してきた憑きものの猫の力を(無自覚に)使って、会社のやっかいな面々(彼ら彼女らも外来生物に取り憑かれている)を懲らしめていく勧善懲悪の話。なのだけど、猫視点で描かれているからか、ヒロインが意識を失っているうちに憑き物退治が行われるからか、スカッとするようなカタルシスはそんなにない。設定は面白くていくらでも続編が書けそうなのに、結局書かれなかったのもそのあたりに理由がありそう。

2023/09/13

煮豆

地味な派遣社員の潔子とつくも神付きの猫(化け猫?)の勧善懲悪物語。苦手なファンタジーものだ…と思ったけれどスッキリするところもあり楽しめた。「定時で帰ります」はまだ読んでいないけれど、この物語から発展させたのが「定時〜」とのことで気になるなぁ。ドラマは途中くらいまで見たかも。

2021/09/25

朗読者

感動☆1つ 「わたし定時で帰ります」の朱野帰子さんのデビュー作。 地味なアラサーOL潔子と、その飼猫メロ(正体は憑き物)が、潔子にハラスメントしてくる会社の同僚たちを夜な夜なとっちめていく物語。 ストーリーは単純で読み応えもあまりないが、出てくるハラスメントは現実にはよくありそうで、この手の輩に悩まされている人は多いと思う。 「わたし定時で」の下地がこの作品には溢れていました。

2020/09/20

NAOAMI

地味で口下手で化粧も自分磨きにも消極的なアラサーOL潔子。派遣社員という微妙な立場もあり日々会社から鬱々とした事象を持ち帰る。その元凶が相手になった同僚らに取り憑いた動物や植物だと言うから話はどうなる?と引き込まれる。彼女と暮らす齢千何百年の猫が潔子に取り憑き、地味キャラを確変させて仕返し溜飲を下げる。勧善懲悪モノ。アラサー独身に浴びせられる固定観念、女同士の嫌味、上司のハラスメント。潔子のストレスが恨みとなり怒りが頂点に達すると発動する猫魂キャラ。彼女本人の超マタタビ体質も炸裂するあたり活劇的でもある。

2020/12/03

たぁ。

「わたし定時で帰ります」とはぜんぜん違った話でした。猫魂。そうか、性格がキツイ人って、何かに憑かれているんですね。(お話的には、ふぅ~ん、って感じでした)

2021/05/19

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