テスタメントシュピーゲル (2) (下) テスタメントシュピーゲル (角川スニーカー文庫)
テスタメントシュピーゲル (2) (下) テスタメントシュピーゲル (角川スニーカー文庫)
- 作家
- 出版社
- KADOKAWA/角川書店
- 発売日
- 2015-05-30
- ISBN
- 9784041030981
テスタメントシュピーゲル (2) (下) テスタメントシュピーゲル (角川スニーカー文庫) / 感想・レビュー
まりも
テスタメント2巻後半戦。鳳、乙、雛の3人は其々違う場所でMPBと共闘しながら、APB爆弾の行方を追う…な話。クライマックス間近なだけあって過去最大の情報量です。把握するだけで精一杯の情報に加えて、二転三転と激しく変化していく展開の連続に目を離す事が出来ず、気が付けば読了していました。特に1巻ラストのシーンに繋がり、反撃の狼煙を上げるラストの展開は最高に盛り上がりました。ASAPの刻印とタバコを加える涼月の姿は頼もしい事この上ないですね。特甲児童たちの物語はどのような結末を迎えるのか。次巻が待ち遠しいです。
2015/05/31
いおむ
正に面白い!今回はシリーズを通しての謎や伏線が結構回収されたので猶更驚き感心しつつじっくり読ませていただきました。各登場人物もしっかり書き込まれピンチと逆境に追い込まれ、絶望の淵にすら立たされてなお各々の理由と仲間の為に行動する彼女たちや周りの大人たちの姿にも素直に心が熱くなります!陽炎とか乙とか最高にかっこよいし雛の危なっかしい成長?もすごい。水無月の株は急上昇だし涼月の前巻のあの冒頭から繋がるラストの爽快感はハンパないって!この作者ほんと変態!じゃなくて天才(^^;にしても一番びっくりしたのはヘルガ。
2018/11/23
磁石
「僕……、逃げない……」。嫌々ながらの潜入捜査官を経て無理やりの二重スパイに、流れ落ちながらドンドンと闇の奥へと沈んでいく。もはや救いはない助かる見込みはない、自分は生まれた時から間違っていた。ならばいっそのこと、せめて仲間が/あの人がこれ以上悲しまないように、奴ら諸共に―――。ついにはテロリストに、混沌の使者へとクラスチェンジした。まさか雛がこんだけ化けるとは……、ミツバチはミツバチだけど女王になってる。
2015/09/14
キーツ(Nob Arakawa)
つひにリリース最新まで読みきってしまった。アノニマスと共に続巻を渇望する状態になってしまったのがちょっぴりブルー。内容に関しては1巻のMSS側に主眼を置いた展開なのだがなんとまああんなことやこんなことが発生していたのかと驚天動地の連続。嗚呼はやく続き読ませて欲しい。読めるなら悪魔に魂を売っても良いっ!ともあれ可及的速やかに無理しない範囲で出来るだけ早くおなしゃす冲方センセ!
2016/07/02
ひょろ
迷っていた雛が踏み出した。踏み出したにしては大胆な一歩だったが。あと後半の怒涛の展開、あの人が実はあの人だったりとか、特甲児童の記憶が失われることに秘されたものとか。ラストの涼月が加わってからの爽快感は良かった。やはり彼女はああでなくては。その勢いのまま3巻に期待。
2015/08/10
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