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ファイアマンの遺言 (角川文庫)

ファイアマンの遺言 (角川文庫)

ファイアマンの遺言 (角川文庫)

作家
秦建日子
出版社
KADOKAWA/角川書店
発売日
2015-06-20
ISBN
9784041031582
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ファイアマンの遺言 (角川文庫) / 感想・レビュー

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5 よういち

火災現場で殉職した消防士と遺された人たちの物語。短い作品でアッという間に終わってしまったが、遺族による放火犯人捜し、近所の人間関係、後に発見される消防士の遺書、そして消防士としての覚悟。色んなことが盛り込まれている。この短さが作品としてのムダを省いたスッキリ感にも繋がっているとも思うが、良いテーマだと思うので、もう少し登場人物と背景の肉付けをして重厚な一冊にしたがほうが自分的にはもっと好きになれたかなと思う。

2021/11/08

ぶんこ

著者初読みで、文庫の薄さに驚きました。 放火のきっかけを作った智子に呆れ、きちんと向き合わない夫にも呆れていたら、そうきましたか。 虚しいです。 多分智子は自分のせいとは気づかないのでしょう。 久仁子さんは被害者でもあるのに、加害者扱いされるのも気の毒でした。 消防士になろうという人は、人間としての品性が違うのでしょう。 路郎さんには頑張ってほしいけれど、遅刻することのないように。

2015/12/11

pukupuku

死と隣り合わせの仕事をしている消防士。放火が原因の火事で一瞬にして命を失ってしまった消防士とその火事に関わる人々の物語。理不尽な動機に基づく犯罪は許せない。そのストレスは人の命の重さと比べることができるのか?比べることなんてできやしない。ただ,そのストレスを起こさずに済んだなら,相手を思いやる気持ちがちゃんと伝わってさえいたのなら・・・死なずに済んだのかもしれないのに,思い描く未来を壊さずにすんだのかもしれなのにと思うとただただやりきれない。

2015/11/03

Yuna Ioki☆

1203-406-60 秦建日子作品初読み。本見たとたん「薄っw」って思いました(笑)4章目を元に前の3章を書き下ろしたのかな?消防士募集キャンペーン的な感じが拭えないが嫌悪感を感じるほどでもなくさらっとした読了感でした。亜希に幸せが訪れることを願わずにはいられない。

2015/09/28

そのぼん

消防士の青年の目線でプロローグが始まり、彼が殉職してしまったことから話が展開していきました。・・・が、非常に短い作品だったせいか、あまり感情移入できないまま終わってしまった気がします。決して悪くはなかったんですが、残念です。

2015/10/14

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