乙女の日本史 文学編 (角川文庫)
乙女の日本史 文学編 (角川文庫) / 感想・レビュー
扉のこちら側
2016年446冊め。前作に続いて今回は『文学』にスポットを当てる。源義経などの歴史上の偉人が二次創作の対象だったとか、薄幸の印象が強い樋口一葉が実はしたたかな女だったとか、興味深いエピソードは多い。しかし書き方があまりにも下世話で正直読むのはなかなかきつかった。もう少しお上品に書いていただくとタイトル通り「乙女の」という作風になったのではなかろうか。
2016/06/20
優希
学校の授業で習う文学史より面白い。真面目に見て来た文学史も乙女目線で見ると妄想あり、変態ありでしかもスキャンダラス。ゴシップのようですけれど、こういう見方ならカビ臭い古典にも興味を持てるというものです。文学という固さが苦手でも楽しめると思いました。明治から平成のイケメン文豪図鑑には萌えます。やっぱり芥川はピカイチのイケメンでした。
2015/11/22
さおり
「乙女の」って書いてるけど、けっこうな下ネタ率です。そして、「おじさん的解釈ではとらえきれなかった作者の本音にせまる」ことが目的なんだそうですが、筆者は私と同い年の男性なので、じゅうぶんおじさんやと思う。と、ツッコミどころ満載ではありますが、おもしろい本でした。私はごく最近書かれた小説ばかり読んでいて、「源氏物語」も「南総里見八犬伝」も、太宰も漱石も芥川も、国語のテストに不自由しない程度の知識しかありませんが、むかしむかしの名作も、読んでみてもいいかなぁと思いました。でもまぁ、漫画が限界かな。
2016/11/03
けやき
また「乙女」でないけど読んでみましたw 日本史編より文学編の方が知らないことが多くて、楽しめました。
2016/08/26
AKIKO-WILL
【カドフェス2016】日本史の文学編。マンガや挿絵など所々に入っていて、最初読むのに慣れず苦戦しました。源氏物語や枕草子など裏話や一寸法師や竹取物語の実話など知らなかったことが盛りだくさん。ただ名前だけ知っている作品とかだと読んでない分ピンと来なかったり、名前と作品が良くわかないのもあり、これって学生時代に学んだ作品なんだけどな。。とすっかり忘れている自分に気づく。夏目漱石や芥川、樋口一葉など著名人の裏話は作品よりも面白いのかもしれない。もっと古典読まないと面白さが分からないのも多々ありました。
2016/09/12
感想・レビューをもっと見る