大帝の剣 (3) (角川文庫)
大帝の剣 (3) (角川文庫) / 感想・レビュー
おかむー
著者のノリノリ感が伝わってくる伝奇時代劇第三弾。なかなか進展の見えなかった物語がこの巻から加速している印象ですね。『よくできました』。主人公・源九朗を軸に超人、凶人、果ては宇宙人までの入り乱れるバトルロワイヤルも、この巻になって宇宙人側からの描写も加わり物語りの全体像が見えてきた。次巻で完結となるが、600p超の大ヴォリュームも苦にならないリーダビリティはともかく広げた風呂敷を納得できる形で畳んでくれるのかに期待と不安半々といったところですよ。
2017/06/18
サケ太
様々な勢力が入り交じり、カオス度が加速する。三種の神器。おりはるこん。宇宙人。豊臣秀頼の娘。伊賀。土蜘蛛。真田。武蔵。柳生。小次郎。山賊。半蔵。祥雲。牡丹。源九郎。繋がり、離れて、敵対し、共闘する。目まぐるしく変わる情勢、展開。各々の目的が交錯する。拡がり続けた風呂敷も折り畳まれ始め、物語は遂にラストへ向かうのか。楽し過ぎる作品。
2017/10/11
大福
緻密に計算され尽くされた作品と奔放に書き殴った作品があるとすると、この作品は間違いなく後者。どちらも捨てがたいが、奔放な作品は、時として作者の意図する以上の作品を生み出すことがあるように感じる。今作がそんな作品かどうかは最終巻で判断したい。とりあえずここまでテンションが落ちることはなく続いている。
2017/04/18
外道皇帝
時間が世界を破滅させる。それを防ぐためにあるものを求めて異星人が地球にやってくる。対立する異星人も追ってくる。なんだか半村良「妖星伝」を換骨奪胎したような設定だなあ。もう無敵と思われるような能力を持った登場人物のオンパレード。果たしてあと1冊でちゃんと終われるのか?。
2016/07/06
ettyan えっちゃん
これを完結まで一気に読める楽しみ。
2024/05/12
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