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きのうの影踏み (幽BOOKS)

きのうの影踏み (幽BOOKS)

きのうの影踏み (幽BOOKS)

作家
辻村深月
出版社
KADOKAWA/角川書店
発売日
2015-09-26
ISBN
9784041032077
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きのうの影踏み (幽BOOKS) / 感想・レビュー

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starbro

辻村深月は新作中心にコンスタントに読んでいる作家です。表紙、イラストからホラーだとは思わず、読み始めましたが、私小説的ホラー短編集です。ホラー、ミステリ好きの著者が楽しんで書いているよう気がします。どの作品もじんわりと怖さが伝わって来ます。『十円参り』、『手紙の主』がオススメです。

2015/12/22

zero1

都市伝説や怖い話を辻村が描く。宮部、朱川テイスト?「十円参り」は各地に似た話があるだろう。「手紙の主」は意味不明の怖さと繋がりに「リカちゃん電話」を思い出した。「ナマハゲと私」はブラック。低温火傷「ナモミ」が語源とは知らなかった。「遠野物語」など民俗学はホラーの源?「タイムリミット」は「リアル鬼ごっこ」(山田悠介)や直木賞候補の「となり町戦争」(三崎亜紀)と似た世界。「七つのカップ」は「星のかけら」(重松清)を思い出した。初めて読んだ際は物足りなかったが、再読して作品の深さがより理解できた。

2019/03/19

風眠

「本作は全くのフィクションではなく、現実と地続きの物語です。″身近な誰かの血の通った物語〟ということを大切にして書きました。」辻村深月が物語に込めた想い。この「想い」がまっすぐに私の中に入ってくる。時に首の後ろから、時に胸の奥のほうから、そっと。全くのフィクションではないから、答えの無い結末にソワッとし、身近な誰かの血の通った物語だから切なくてジンとする。これはそんな短篇集だ。私たちが生きている今日は、もう亡くなってしまった誰かの昨日とつながっている。あの世とこの世の境界なんて、本当は無いのかもしれない。

2016/05/21

takaC

怖い話集なんだろうと思うが、ぼんやりした話が多くて、ナマハゲ話以外はあんまり怖くなかった。だまだまマークは巧く書いたら怖くなりそうなのに外しててもったいない。

2016/08/09

ダイ@2019.11.2~一時休止

ホラー短編集。残酷描写なんかはないのでホラーが苦手の人でも大丈夫かも・・・。十円・ナマハゲ・噂地図なんかがチョット怖い。

2015/10/09

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