化け芭蕉 縁切り塚の怪 (角川文庫)
化け芭蕉 縁切り塚の怪 (角川文庫) / 感想・レビュー
たち
もう一つの松尾芭蕉の物語のようで、面白かったです。化け芭蕉が最後に呟く「…来し方に手を加え、いまを改変させようと図っても無意味であると。道すじが多少異なろうとも、縁ある者たちは結局引き合うものだし、おのが人生を形作るのは詰まる所、おのれ自身でしかないのだと…」ホントにその通りです。
2016/11/21
しゅてふぁん
タイトルに『化け』や『怪』とあったので、てっきり戦うとか祓う話かと思ってたら、全然違った。そうだ、芭蕉は俳人で、祓う人ではなかった…。思ってたストーリーとは違ったけど、これはこれでおもしろかった。『万菊丸のいびきの図』が後世に伝わっているとのことで、早速検索してみたら、確かに『震えるナメクジにも似た』絵だった(笑)
2016/06/25
ネムコ
芭蕉といっても水芭蕉ではなく(当たり前だ)松尾芭蕉のお話。本当に芭蕉に関係ある人しか出てこない、ある意味「私小説」のようなお話でした。鬼舞とかばけもの好む中将とか、軽い歴史ものシリーズをよく読んでいた瀬川さんの新しい一面を発見した思いです。
2015/08/12
み
う〜ん、ばけもの好むの作家さん?楽しめず残念なり。
2015/10/09
ダージリン
時をかける芭蕉!? ちょっと違う(笑)。芭蕉翁の介在で、若き日の芭蕉が本来まだ会うはずでない門人たちと出会えたことにロマンを感じました!怪異とミステリーもからんで面白かったです。
2015/05/28
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