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全国怪談 オトリヨセ 恐怖大物産展 (角川ホラー文庫)

全国怪談 オトリヨセ 恐怖大物産展 (角川ホラー文庫)

全国怪談 オトリヨセ 恐怖大物産展 (角川ホラー文庫)

作家
黒木あるじ
出版社
KADOKAWA
発売日
2015-09-19
ISBN
9784041033784
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全国怪談 オトリヨセ 恐怖大物産展 (角川ホラー文庫) / 感想・レビュー

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夢追人009

黒木あるじさん人気シリーズご当地怪談の2冊目ですね。「恐怖大物産展」という副題は少しオーバーかなとは思いますが、黒木さんの怪談はとにかく安心して読めて必ずや大満足させてくれますね。今回も最初に私の住む奈良県の話からです。『ガールズトーク』宮地さんが数年前に奈良市内のファストフード店で食事していた時に偶然耳にした隣席の女子大生二人組がしていた奇妙な話。うちの学校の裏手にちっさい丘あるやろ、あれな、祟りの丘らしいよ。クサカベ君な、夜中にあそこの道を自転車引っぱりながら帰ってたんやて。あの人ってタバコ吸うねん。

2021/03/28

はつばあば

古希の読み友さんが「読みたい」本に登録されていた。言われるだけあって、怖い・切ない・愛溢れる諫め・・上は北海道からお終いは沖縄までの、それこそ47都道府県からお取り寄せしたような逸品物。関西人ですからやっぱり地元に近い大津のお化けビル、山科から京に行くトンネルの譚、そうそう当時そんな話聞いてたよなぁって。怪談物って古い話ばかりじゃないところが怖い。平成27年度の初版。もしかして・・あなたも経験するかも。だって実話だもの。・・私は残りわずかの人生だもの・・避けて通りたいわ。

2017/07/04

HANA

実話怪談集。各県一話づつの収録二冊目。今回も地域密着型の怪談が多く、非常に満足出来た。舞台となった地域や出来事の注釈も痒い所に手の届く出来。というか自分の県にこんな所があるの、今まで知らなかったんだけど。隣の県にそういう食べ物があるって事も。こういう地域密着というか土俗的な実話怪談をものに出来るのって、著者だけみたいな気がする。東北の地霊的なものを描くのは以前から上手かったが、それが全国に拡大したような感じで。日本はかくも多様性に溢れ、それが土俗的なものと一体になっているという事を再確認させてくれました。

2015/10/02

モモ

日本全国47都道府県の怪談の続編。行ったことがある場所の近くに怖い話があったりして、今さらながら知らなくて良かったと感じた。前回よりも怖さが増したような。全国津々浦々けっこう知ってる場所があったので、そこには近づかないでおこうと秘かに心に誓った。

2020/08/05

キンモクセイ

怖さよりは、その土地その土地に伝えてられている話が興味深い。ご当地詰め合わせパックみたいでお得な怪談。神社やお寺でバチあたりなことをしたら、そりゃあ怒られるよ。神さまはちゃんと見ているんだよね。茨城県の話は若い特攻隊員たちが出てきた話。怖さよりも切ないなぁ。「雄翔館」に行ってみたい。彼らは青春を国のために躊躇いもなく投げ出した。その歴史があるから今の私たちがいることを確認したいし感謝したい。京都の話は、あの超有名なトンネルではなく、もう1つの方が本命らしい。これは知らなかった。

2020/05/30

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