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されど僕らの幕は上がる。Scene.1 (角川スニーカー文庫)

されど僕らの幕は上がる。Scene.1 (角川スニーカー文庫)

されど僕らの幕は上がる。Scene.1 (角川スニーカー文庫)

作家
喜多見 かなた
白身魚
出版社
KADOKAWA/角川書店
発売日
2015-07-31
ISBN
9784041034170
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されど僕らの幕は上がる。Scene.1 (角川スニーカー文庫) / 感想・レビュー

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まりも

リアリティTV「シェアハウス」のキャストとして共同生活を送る7人の男女たちの姿を描いた話。テレビ用に作られた演出ありきの青春と、テレビでは決して見る事が出来ない彼らの本当の姿を描いた青春。この二つのギャップがある事で普通の青春作品には無い読み応えのある1冊に仕上がってますね。テレビに憧れ、自分を変えたいと思っていた涼太が衝突や挫折を経験する事で少しずつ変わっていく姿も王道的な面白さがあってひじょうに良かった。番組に隠された秘密、そして彼らの青春模様。この二つが今後どうなるのか。次巻も楽しみです。

2015/08/02

よっち

人生が変わることを夢見て人気リアリティー番組『シェアハウス』に乗り込んだ香椎涼太が、個性豊かな他のキャストたちと「答えのない台本」で共同生活してゆく物語。憧れのひなたなど実像がかけ離れたキャストたちに困惑したり、そんな生活で心の支えになっていた琴が突然卒業してしまったり。各々が目的を持って集まっているため衝突や挫折もありますが、涼太の仲間のために奔走する想いが流れを変えていくかもしれないですね。集められたキャストの共通点も徐々に見えてきたりで、様々な思惑が絡んで進行していく物語が今後どうなるか楽しみです。

2015/07/31

まるぼろ

高校受験に全て失敗し中学浪人になった事で人生のどん底と感じていた香椎亮太は、ある思いからリアリティ番組「シェアハウス」のキャストに応募して出演する事に。しかし番組としての「シェアハウス」とは別に出演者にある「事件が」関係していると知って…と言うお話。面白かったです。番組から求められる一貫した「設定」や出演者が事件によって後の人生が変わってしまった背景、そして事情を知ってる多々良プロディーサーの真意など、謎に満ちている内容ですが、この物語がそういう方向に進んでいくのか気になります。次巻も楽しみです。

2015/08/09

真白優樹

人気の番組に参加した少年少女達が青春を過ごす物語。・・・青春とは、人生とは台本が無い方が面白い。だが彼らの番組にあるのは謎である。鍵となる事件、そして仲間達の中に隠れた鍵となる人物・・・だがそれだけではなく素と本音でぶつかり合っていく少年少女達の青春も魅力的であり、うまく両立できていると思う。一粒で二度おいしいという訳である。・・・この番組に隠された秘密とは、真実とは一体。そして彼らの青春劇は柱を無くしどこへと向かい加速していくのだろうか。非常に楽しみであり、興味が尽きない。 次巻も楽しみである。

2015/08/05

nawade

★★★☆☆ リアリティTV「シェアハウス」の新キャストとして番組に参加した涼太が見た『台本のない青春』の実態とは!?青春活劇とうたわれていますが甘酸っぱいものではなく、華やかなテレビとその裏側のギャップ、与えられた設定と本来の自分のギャップに悩む姿が描かれています。キラキラした世界に憧れていた少年が衝突と挫折を繰り返しながら自己探求していく物語にちょっとミステリーな味付けをしているところは自分好み。今のところひなた中心に展開されているけど個人的には彩乃が魅惑的。13歳にして末恐ろしい。

2015/08/01

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