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悪名残すとも

悪名残すとも

悪名残すとも

作家
吉川永青
出版社
KADOKAWA/角川書店
発売日
2015-12-25
ISBN
9784041034712
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悪名残すとも / 感想・レビュー

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あーさん☆転スラ·薬屋·本好き·魔導具師ダリヤ·天久鷹央·かくりよ·多聞くんと続々アニメ最高です!!(⁠≧⁠▽⁠≦⁠)

図書館で借りた汚れがある本。表紙がカッコイイ。文庫化しているので買うと思う(¯―¯٥)

2020/03/26

巨峰

悪名高き陶晴賢が主人公。こういう評価の人物を主人公にその見方を変えさせようという小説は数多あるけど大体が失敗に終わる。家老家の若君で若くして権力を恣にし、主君とは男色の関係で、主君の寵童を寝取ってセックスでコントロールし、家格の悪い成り上がりものや文官は目の敵にし、主人を息子ともども暗殺し、さらに同僚を闇討ちし、最後には西国一の大名大内家を滅ぼしてしまう。そして自分も毛利元就の罠にはまりあっけなく敗死。こんなのどう書いても無理ですよw

2021/03/14

baba

大内氏家臣陶隆房の主君を慕う気持ちと大内家を思う気持ちに揺れる心情が伝わってくる。冒頭の吉田郡山城の戦いの隆房は20歳で若々しく凛々しく、最後の厳島の戦いの攻防は思わず息を潜め読みふける。主家裏切りに汚名を着て真に迫る姿はまだまだ若い35歳。彼の御家を守るこころざしと毛利元就が大内氏と尼子氏の漁夫の利で中国を治め、これを遺訓につなげたことが面白い。

2016/04/28

ren5000

題名の通り悪名高き武将として知っていた陶晴賢の物語。実際の大内義隆がどんな人物かは勉強不足で知らないけれど、この物語の晴賢は義隆に対してちょっと乙女で優しすぎたのが仇になったように思います。歴史に名を残すヒーローはどこか無慈悲で悪人の面を持っていますよね。この人と室町時代の高師直はなんかちょっとかぶるのよ。

2016/09/17

衛兵

西の大国、大内の筆頭家老、陶隆房(のちの晴賢)。彼は主君、義隆に天下を取らせようと奔走するも、相良ら文官にそそのかされた義隆は、戦嫌いになり堕落してゆく。一方、安芸の国人、毛利元就は、尼子と戦を重ねるなか隆房と意気投合。二人は大内に失望してゆくのだが…下克上の代表として名前の出る陶晴賢ですが、だいぶ印象が異なりますね。有能な人物であったものの、元就に比較するとさすがに器が違い過ぎましたか。

2018/08/13

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