運命の花びら (下)
運命の花びら (下) / 感想・レビュー
starbro
上下巻、764P一気読みしました。約400年の時空を超えて、森村誠一の筆が縦横無尽に翔巡ります。著者にしか書けない(書かない?)、時代に翻弄され決して結ばれないカップルのクロニクル(赤穂浪士から東日本大震災まで大きな事件がテンコ盛り)です。最後に棟居刑事まで登場するとは思いませんでした。実はこの作品は棟居刑事シリーズだったのですね!悪く言えば青臭く、良く言えば80歳台でも若々しい著者の思いのたけを出し切った作品なんでしょうネ。(笑)
2015/11/13
hiyu
要点となる歴史的な事件、災害と登場人物が密接に絡んでいく。主張が見えないわけではないのだが、自分にとっては登場人物が多すぎて、少なくとも似たような分量であることが違和感であった。ラストのあの人たちの分量がもう少し多ければ。
2019/04/09
Yukihiro Fujii
遠い昔の悲恋を出発点にその子孫の恋愛関係が連綿と繋がって実際発生した事件を舞台にフィクションではあるが細やかに描かれた作品です。 中々読み応えにある作品です。
2016/02/06
anri0912
登場人物が多く下巻に入ってからは、 あれ、これ誰だっけの連続。 私は途中でダレてしまったので正直読み終わるまでキツかった。 何とか読了したと言う感じ。
2021/03/09
アズキ母さん
上巻に続き読了。下巻に入ったとたんに大きく動き出した感じで一気に読みました。赤穂浪士と吉良邸の女性の恋。その末裔たちが、出会い、愛し合い、別れを繰り返す。太平洋戦争、阪神淡路大震災、オウム真理教、東日本大震災…。それまで点在していた関係者たちが一堂に会し、力を合わせ、そしてラストには…。読み応えありました。最近読んでなかった森村さんお近作もまた図書館で探そう。
2017/06/19
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