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記憶屋 (角川ホラー文庫)

記憶屋 (角川ホラー文庫)

記憶屋 (角川ホラー文庫)

作家
織守きょうや
出版社
KADOKAWA/角川書店
発売日
2015-10-24
ISBN
9784041035542
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記憶屋 (角川ホラー文庫) / 感想・レビュー

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扉のこちら側

2016年533冊め。忘れてしまいたい記憶を消してくれる存在がいたら、頼みたいことがある人はきっと多い。どんなに辛く悲しいことも自分を形作るひとつだから、という立派なことを言ってくれる人はいるけれど、本当に、忘れることができたらどんなに救われるだろうことを抱えて生きる人はいる。ホラーではないけれど、人の心の動きを追って迫る「怖さ」がある。ホラー小説大賞の「読者賞」というのも頷ける、一定の共感を誘う作品。

2016/07/10

mmts(マミタス)

ホラー要素はなかったので、むしろホッとしました。ただ、記憶屋の正体を探したりするから、その辺はミステリー?サスペンス?かしら。記憶屋の正体にはビックリしたけど、それ以上に切なさが上回りました。自分自身の一方通行な気持ちではなく、あまりに相手の気持ちを察知して、それで記憶を消すんでしょうね。ところで、さすがに遼一くんは鈍感というか無神経というか、あまり好きになれないキャラクターでした。杏子ちゃんのトラウマに対して、デリカシーに欠けていましたから。弁護士の対応は賢明かと。最初は世にも奇妙な物語かと思いました。

2016/06/20

masaru

忘れたい記憶を消してくれる記憶屋を追いかける主人公。記憶を消すことは、果たして良いことなのか?苦悩する主人公、果たして記憶屋の正体とは?ホラーでは無く、切ない青春ものって感じでした。

2017/01/03

紫 綺

負の記憶を失くしたい者の、その記憶を消してくれる記憶屋と云う都市伝説を追う遼一。行きつくところに意外な真実が…。私は難病に羅かった当初の記憶が無い。記憶屋なんぞに頼らずとも、人間本来が持つ自己防衛本能が働くのだろう。今でも、辛かった痛かった記憶は薄れようとしている。

2015/12/16

ナイスネイチャ

記憶を忘れさせてくれる記憶屋を巡る謎を主人公が暴いていく物語。ホラーとありますが?怪奇的な感じはありますが、謎解きぐらいの感じでした。視点が変わるのにあんまり意味が理解出来ず。ただ続編でどうなるかは気になります。

2016/11/05

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