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占い処・陽仙堂の統計科学 (角川文庫)

占い処・陽仙堂の統計科学 (角川文庫)

占い処・陽仙堂の統計科学 (角川文庫)

作家
二宮敦人
出版社
KADOKAWA/角川書店
発売日
2015-10-24
ISBN
9784041035634
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占い処・陽仙堂の統計科学 (角川文庫) / 感想・レビュー

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yukision

四柱推命を使った人探し。ミステリとしての驚きはあまりないが、今まで難解だと思っていた四柱推命のことや、それにつながる蘊蓄を知ることが出来たのは収穫。

2021/01/20

よっち

11年前行方不明になった妹を捜し続ける喜一が、白衣を纏った大学院生で「四柱推命」の占い師・陽仙を頼る占いと謎解きが融合したミステリ。四柱推命を積み上げを活かした統計科学と評するちょっと変わった女子大生の恵水が、占いを活かして事件解決に挑むストーリーで、四柱推命の解説はなかなか興味深かったですが、人物評はともかく人探しや事件解決まではさすがに限界があって、恵水自身の観察力も大きかったですかね。とはいえこの作品で描かれた登場人物たちの人間模様はとても人情味があり、続編出るようならまた読んでみたいと思いました。

2015/11/19

dr2006

自分の占いに対する偏見が解けたような気がした。沢山の種類のある占いの中で本作は「四柱推命」を扱い、作中の解説は素人にも解りやすい。陽仙堂という流派の後継者ヨーセンこと恵美は、同時期にヨーセンの占いに興味を持った芙蓉子と知り合う。二人は同じくヨーセンの占いに頼ろうと現れた喜一によって事件に巻き込まれていく。四柱推命とは生年月日と人生の相関性を対象とする一種の統計学らしい。変化しないものは「変化」以外にはない。つまり全てのものは変化する。時代背景や占う人の環境によって臨機応変に占える占い師が当たるようだ(笑)

2016/07/02

ミィ

行方不明の妹を捜す喜一は、評判の占い師・ヨーセンを頼る。生年月日から運命を占う「四柱推命」の鑑定結果を元にヨーセンは失踪した妹の足跡をたどり始める。謎解き部分は無理がある気はするものの、占いの蘊蓄は面白く、登場人物も魅力的だったので、楽しめた。占ってもらいたくなる、占いについてもっと知りたくなる、お話でした。

2016/03/05

Yobata

失踪した妹を捜す蓬萊喜一は最後の綱としてよく当たる噂の占い師ヨーセンを探していた。大学生の占い好きの古木芙蓉子は何事も科学的根拠を求める白砂恵美に占い好きになって貰おうと画策していたが、彼女こそ四柱推命の占い師・陽仙道恵水だった…。占いミステリ。占いは占いでもタロット,水晶のようなスピリチュアルではなく、戸籍を利用した統計学の四柱推命という学問であたるので論理性もあってなかなか不思議な感覚で面白かった。壮絶な家庭の過去を持つ喜一の依頼は狂人と化した父から守るため妹の所在を確かめること。その喜一の人生を→

2015/10/24

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