その冥がりに、華の咲く 陰陽師・安倍晴明 (角川文庫)
その冥がりに、華の咲く 陰陽師・安倍晴明 (角川文庫) / 感想・レビュー
はつばあば
この巻の晴明は哀しい。人と人との繋がりより難しい十二神将との感情。器が小さい訳ではない。神を冥がりに落とすわけにはいかない・・。悩む晴明。彼の望みはたった一つ。若菜を救う事・・。最高のハードボイルドに究極のラブストーリー。続きは単行本が出ているが文庫になるまでこの一巻・二巻が残っているだろうか・・。
2018/05/03
はつばあば
2018年5月3日以来の再読。3年たっても思うのは晴明の命をかけた恋に、羨ましさに身悶えする(笑)。少年陰陽師に登場した若者達よ、晴明と言う爺さんは天も闇をも、ものともせず恋に直向きだったんだよ(^^♪。十二神将を従えるっていうのも、十二神将にも晴明にも水と油のような感じで物語は進行していく。冥がりに落ちたあたりから文章が詩的になってきて・・あぁ再読のし甲斐があったと。次の3巻目に行くつもりだが・・4巻5巻がまだ単行本(ーー;)。光流さん、文庫になるのはいつでしょう( ;∀;)
2021/05/07
優希
それぞれの想いが交錯するのがもどかしかったです。皆がが誰かを想っている。名をあげようとする陰陽師たちから襲撃を受けてしまう晴明が辛かったです。
2024/07/17
きょん
やっと少し十二神将達と心が繋がり始めた感じかな。
2016/03/08
みとん
単行本で読んだけど、内容忘れてた。まだ“当代一の陰陽師”と呼ばれていない、まだまだ未熟の晴明。十二神将を式にしたものの、今度は十二神将目当てに襲ってくる陰陽師たち。そして、十二神将が顕現するだけで力がどんどん削がれていく。そんな晴明を不甲斐なく思う神将たちは晴明に不満を持ち、どんどん険悪になっていく。『少年陰陽師』では晴明第一主義で落ち着いている玄武が、ことあるごとに晴明に反発し、命令も天一にたしなめられてしぶしぶ従う様子が物珍しい。太陰はこの頃から真直ぐでキャンキャンしてる(笑)姫御前はどういう?
2016/03/17
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