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B級恋愛グルメのすすめ (角川文庫)

B級恋愛グルメのすすめ (角川文庫)

B級恋愛グルメのすすめ (角川文庫)

作家
島本理生
出版社
KADOKAWA
発売日
2016-01-22
ISBN
9784041036273
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B級恋愛グルメのすすめ (角川文庫) / 感想・レビュー

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りゅう☆

ラーメン女子、お酒大好き島本さんの恋愛エッセイ。20代半ばバツ一独身女子が恋バナに盛り上がるもちょっとおっさんを見せたり。切なくて真摯な恋愛作風の島本さんからは意外な印象。色気のない男子柴くんのKYな部分の島本さんの心のつぶやきが面白い。島本さんって佐藤友哉さんと結婚→1年で離婚→再婚。その再婚式への道のり、夏の長い長い一日として出産のことも描かれている。エッセイで夫佐藤さんの人柄の良さと面白さに触れ、妻への思いやりの溢れた解説読んでると一度離れたからなのか、なんだかいい距離感の素敵な夫婦だと思いました。

2018/04/08

aoringo

島本理生さんの二十代の頃のエッセイ。ご本人のあとがきにもあったように、素顔の島本さんは小説の切ないような世界観と全然違う。自分の友達にもこんな人いるなと親近感が湧きました。食をテーマにしているので様々な美味しそうな品が並ぶ。結婚、再婚の経緯は読んで初めて知りました。お酒好きの失敗談もあったり、とにかく読みやすくて面白かったです。ページ数が少ないのでもっとボリュームがあっても良かったかも。

2022/10/04

misa*

島本理生さんって想像してた方と良い意味で正反対なんだ!って感じたエッセイ。小説読んでると、もっと絡まったような難しい女性なのかと思ってたけど、けっこうサッパリしてて面白い!そして若い頃から文才が凄くてやっぱり好きだなぁって、改めて島本理生さんが大好きになりました。あたしにとって1番好きな作家さんでもあるので、もっともっと知りたい!エッセイまた出して欲しいな〜。

2020/01/04

ぶんこ

一人でラーメン屋に入り、一人でリゾートホテルに泊まりに行く島本さん。小説から受ける繊細さと違い、素の正直な女性像に好感を持ちました。ご本人が「なんて元気だったんだろう。中略 書いておいてよかった」とあとがきに書かれているように、エッセイになった事で思い出を遡り易くなった。ふと、作家ではない普通の人でも、日記やブログを残す楽しさを知った。元夫と再婚し子どもともできました。今度はお子さんも登場するエッセイを読んでみたいです。

2016/09/28

ユメ

島本理生さんのエッセイは初めて読む。冒頭のラーメン話から心をぐっと掴まれた。作家が妄想たくましい姿をエッセイで見せてくれるのが本当に面白い。同じぐらい好きなのがお酒の席での武勇伝。道で倒れるぐらい酔いつぶれていたら、ひょっとするとその場に居合わせた人は大変なのかもしれないけれど、こうして本を通して聞かせてもらうのはとっても楽しい。離婚、同じ相手との再婚、そして震災。島本さんが自分の身に起こったことをエッセイとして昇華している姿を見て、自分の生き様を書くとは、何と力強い生き抜く術だろうと眩しく感じた。

2016/04/18

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